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自治体の皆さまへ

「防災」を知り、考える。(1)

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岡山県岡山市 クリエイティブ・コモンズ

■6月は雨の季節 防災・減災を意識して
しとしとした雨の日がつづく…。かつての、そんな「梅雨」のイメージ。
でも、岡山市にも甚大な被害がおよんだ平成30年7月豪雨をはじめ、近年、大災害につながる、激しい長時間降雨が珍しくありません。
毎年6月は、「土砂災害防止月間」です。梅雨や台風の季節を前に、自分自身やご家族の身を守る防災について考えてみましょう。

◆[知る]知っていますか?
ハザードマップでわかる自分の住む地域のリスク。

まずはハザードマップであなたの暮らすエリアにどのような災害リスクがあるか確認しましょう。想定される災害の種類ごとに浸水範囲や浸水高(深さ)、避難場所などの必要な情報も記載されています。
・洪水・土砂災害ハザードマップ
・高潮ハザードマップ
・津波ハザードマップ

※詳細は本紙P.2をご覧ください。

▽岡山市WEB版ハザードマップ
※QRコードは本紙P.2をご覧ください。

▽浸水(内水)ハザードマップについては本紙P7参照

◇岡山市WEB版ハザードマップの閲覧の仕方(洪水・土砂災害の場合)
1.スマートフォンでQRコードを読み取る
2.見たいハザードマップをタップする
3.「計画規模降雨に関するマップ」をタップする
4.確認事項を読んで「同意する」をタップするとハザードマップが表示されます

スマートフォンの位置情報をオンにすると現在地周辺のハザードマップを確認できます。

◆[備え]備えていますか?
災害はいつ襲ってくるか分かりません。でも未然に被害を防いだり軽減したりすることは可能です。

日頃からテレビやラジオなどの気象情報などに目を留め、大雨や台風が近づいているときには、刻々と変わるニュースなどにも注意するとともに、災害への備えをもう一度確認しましょう。

▽事前に話し合っておこう
自宅やその周辺の災害リスクを岡山市のハザードマップなどで確認。災害の恐れが高まった際にどう避難するかなど事前に話し合っておきましょう。

▽家の中、家の外の備え
大雨や風が強くなる前に、側溝や排水口は掃除し、風で飛ばされそうな物は固定または屋内へ格納。非常用品や食品、飲料水や生活用水の用意も確認を。

▽土砂災害には特に早めの避難を
お住まいの地域が土砂災害警戒区域に入っている場合、早めの避難を心掛けてください。

◇災害にそなえるグッズあれこれ 非常持ち出し品を用意
イラストは一例です。
・乾パンやクラッカーなどの非常用食糧
・救急薬品
・常備薬
・マッチやライター
・軍手
・現金(小銭も)
・携帯トイレ
・ヘルメット
・懐中電灯
・リュックサック
・携帯用ラジオ(乾電池)
・衣類
・雨具
・ナイフ
・家族や親族の携帯番号を書いたメモ
・預金通帳
・本人確認書類
・筆記用具
・ごみ袋
・予備の眼鏡など

※詳細は本紙P.3をご覧ください。

◇各家庭の状況にあった準備を
非常持ち出し品や非常備蓄品は一人一人必要な物が異なります。各家庭の実情に合わせたものを備えましょう。

〇乳幼児のいる家庭
・粉ミルク
・ほ乳びん
・離乳食
・スプーン
・おむつ
・清浄綿
・おしりふき
・抱っこひも
・バスタオルまたはベビー毛布
・ガーゼなど

〇妊婦のいる家庭
・脱脂綿
・ガーゼ
・さらし
・T字帯
・清浄綿および新生児用品
・ティッシュ
・ビニール風呂敷
・親子手帳など

〇要介護者のいる家庭
・おむつ
・障害者手帳
・補助具の予備
・常備薬、おくすり手帳
・入れ歯、入れ歯洗浄剤
・緊急時の連絡先表など

〇ペットのいる家庭
・ペットフード、水
・ペット用のトイレ
・リード、首輪
・ケージ
・ワクチン証明書など

◇食料などの備蓄はローリングストックが効果的!
普段から少し多めに保存性のよい食材や加工食品を買い置き、日ごろから使った分だけ新しく買い足しておく。こうして、常に一定量の食料を家に備蓄しておくスタイルが、ローリングストック法。いざという時にも日常生活に近い食生活を送れるメリットもあります。

◇〈interview〉被災地派遣経験者 加藤恵一さん(人権推進課課長)
〇いつ、どこにでも起こる災害。だからこそ、備えは万全に。
災害によって自宅で生活することが難しくなった場合、避難生活を送ることになります。市の避難所には、非常食糧や毛布をはじめ、緊急時を過ごすための最低限の用意がありますが、気をつけていただきたいこともあります。常用している薬や非常持ち出し品、動きやすい服装など、家族やご自身が数日間過ごせるよう準備をしっかり整え、避難しましょう。私も熊本地震の災害応援などで経験しましたが、震災や広範囲な水害などの場合には中~長期の避難生活になる可能性もあります。非常食だけでは元気が出ない…、すぐに入浴できない…、そんなこともあるはず。日ごろから避難したときには、何が必要かなど話しあいましょう。

「もし避難することになったら?を具体的に考えてみては」

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