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ええとこいっぱい 津山自慢(33)

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岡山県津山市

津山の人・物・技術など、明日誰かに自慢したくなる津山のいいところを紹介します

■津山市地域おこし協力隊 髙山 優太郎さん(加茂町知和)
栃木県出身。大学入学を機に広島県へ移り住むが、思っていた生活と違い一念発起。趣味の自転車から林業に興味を持ち、縁あって津山に移住を決める。令和4年7月から津山市地域おこし協力隊として、加茂地区木材組合で活動している。
21歳。

◇自分の本当にしたいこと
大学に入学したのが、令和2年の新型コロナウイルス感染症がはやり始めた頃でした。講義の中止やオンラインでの受講が続き、思い描いていた生活が送れないことに憤りを感じていました。そんな中、自分の本当にしたいことは何かを考えるようになりました。
そこで思い浮かんだのが趣味の自転車でした。特に山の中を走るマウンテンバイクが好きで、そこから山に興味を持ち、林業にたどり着きました。
林業をやってみようと思って就職先を探すも、なかなか合うところが見つからず悩んでいた時、自転車を通して知り合った友だちが、林業を始めたのを思い出しました。その友だちが、津山に住んでいました。すぐに連絡したところ、トントン拍子で話が進み、津山に来ることになりました。林業の会社の社員として働くつもりでいた時に、津山市の地域おこし協力隊募集の話を聞きました。人口減少による人手不足などさまざまな問題を抱える中で、常に先のことを考えて新しいことに挑戦する協力隊の仕事に魅力を感じ、応募を決心しました。

◇未来につなぐ
加茂・阿波地区で、林業の技術や知識の継承に向けて、まずは自分の技術を磨きたいです。そこから少しずつ活動の幅を広げていきたいと思っています。
今、新たに挑戦しているのが、林業と自転車をつなげることです。林業の作業道をマウンテンバイクで走ることができたら面白いのではないかと思い、先輩と一緒に手探りでコースを作っています。
協力隊卒業に向け、二つの目標があります。一つ目は、地域が必要としていることと自分がしたいことをうまく融合させ、この地域で生活していくための仕事を生み出すこと。二つ目は、自分と同世代以下の若者に向けて、自然とともに仕事をしたり生活したりすることのありがたみや、やり遂げた充実感を知ってもらうことです。これからの時代を生きる若者の気持ちを応援したいです。
林業にとどまらず、より良い津山になるよう力を尽くしたいです。

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