■訪問看護について
訪問看護ステーション 山室(やまむろ)陽子(ようこ)看護主任
病気や障害があっても住み慣れた家で暮らしたい、人生の最期は自宅で迎えたいと望む人が増えています。しかし、家族だけでの介護や一人暮らしなどでは在宅療養を不安に感じてしまうものです。訪問看護はこういった場合に在宅ケアサービスを提供します。
訪問看護とは、看護師などが自宅を訪問し、主治医の指示に従って行う看護です。小児から高齢者まで年齢を問わず、主治医が訪問看護の必要性を認める全ての人が対象となります。
訪問看護サービスの内容は、利用者とその介護をしている家族などと調整しながら、(1)症状の観察と判断(2)日常生活の看護(3)医師の指示による医療的処置(床ずれの管理、傷の手当、各種カテーテル管の交換管理、吸引、在宅酸素管理など)(4)薬の飲み方や管理(5)療養生活に関する相談や助言(6)リハビリテーション(7)人生最終段階のお世話(8)関係機関との連絡調整などを行います。
利用を考えている人は、かかりつけ医、地域包括支援センター、ケアマネージャーにご相談ください。成羽病院にも訪問看護ステーションを開設しています。私たちスタッフ一同、利用者と家族の皆さんを支えながら、笑顔と優しさとぬくもりのある看護をお届けします。
問合せ:成羽病院
【電話】42-3111
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