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自治体の皆さまへ

みんなの広場

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岩手県久慈市

■きらり 人輝く
震災ボランティアが集う場所
2度の悲しみを乗り越え明るく前を向く
▼いつでも帰ってこられる場所に
民宿の物語を描くドキュメンタリー映画「ただいま、つなかん」。宮城県気仙沼市唐桑半島にあるその民宿を営む、大川目町出身の菅野一代さんに、つなかんやふるさとへの思いを聞きました。

▽久慈での思い出
印象に残っているのは、久慈渓流や秋まつり。紅葉の山が迫ってくるようなあの景色は他にはありません。私は盆踊りが大好きなので、さまざまな場所に出向き踊っていました。

▽民宿つなかんを開業
東日本大震災で被災したときに全国から来てくれた学生ボランティアを受け入れたのがきっかけです。屋根と柱だけが残った自宅に寝泊まりさせてほしいと頼まれ、少しでもいい環境で過ごせるように、風呂やトイレを整備。ボランティアに来た人のためのボランティアのような活動が生きがいになり、学生の姿にも励まされ少しずつ元気を取り戻しました。震災から1年後、みんながいつでも帰って来られるように、民宿を始めました。

▽地元久慈市への思い
立ち直れないほど落ち込んだとき、私を心配した久慈の同級生が、たくさんの励ましや物資を届けてくれました。優しい人がいっぱいの地元久慈は私の誇りです。全国から来るお客様には必ず久慈の出身であることを伝え、素晴らしい場所であることを紹介しています。

▽久慈市の皆さんへ一言
事あるとごとに久慈市の皆さんに助けていただき、力をもらっています。いつか恩返しをしたいと思っていたので、映画を通して元気にやっている姿を届けられることがうれしいです。8月27日の上映会で、皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

Name:菅野一代さん かんの・いちよ(59歳)
Profile:
久慈市大川目町出身
民宿「唐桑御殿つなかん」の女将
※唐桑御殿つなかんのホームページ【HP】http://moriyasuisan.com
※「ただいま、つなかん」久慈上映会の詳細は、20ページのアンバーホールのイチ押しを確認ください。

■集まれ!元気の輪
▼大川目太鼓
大川目太鼓は30年近く続く盆踊りの団体で、小学生から70代まで、幅広い年齢層の30人程で活動しています。令和5年度は、6月から8月にかけて、市民センターに集まり流し踊り形式でナニャドヤラを練習。久慈秋まつりや近隣市町村の大会やイベントに参加しています。賞を受賞するのが目的ではなく、本番に緊張せず笑顔で踊れるように、楽しんで練習。地域ごとにやっていた盆踊りなどのイベントが復活していくことを願っています。
メンバーも募集中です。盆踊りが好きな人、やってみたいと思っている人は、ぜひ参加して下さい。

代表:馬内繁博さん
活動場所:大川目市民センター【電話】55-3250
活動日:毎週金曜日18時30分~20時(6~7月)

■My life in Kuji
市内の小・中学校で英語を教えているALT(外国語指導助手)の皆さんが、久慈で生活していて感じたことなどを紹介するコーナーです
▽「さようなら」じゃなくて「またね」
久慈市での生活も、残りわずか。伝えたいことはたくさんありますが、書ききれないのでシンプルに「ありがとう」の気持ちを伝えさせてください。
これまで担当した全ての学校にありがとう。皆さんはとても賢い生徒です。これからも勉強を頑張ってくださいね。先生方にもたくさんのことを教えていただきました。本当にありがとうございました。
久慈の皆さん、私を歓迎し一員として迎え入れてくださり、本当にありがとうございました。日々の暮らし、書道などの伝統文化を体験でき、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。皆さんの優しさを忘れることはないでしょう。皆さんに会えなくなるのはとても寂しいですが、学んだことや思い出を胸に、アメリカでの新たなスタートの力として生かしていきたいと思っています。
これはお別れではありません。またいつか久慈に遊びに来たいと思っています。皆さんとお会いできるその日まで。またね!

ダコタ・ディベイツさん
インディアナ州・26歳/長内小、宇部小、長内中、宇部中、山形地区の小中学校を担当

■市民センターだより
▼長内市民センター事業紹介
▽出前料理教室開催
7月15日、アメリカ・テキサス州出身のALTを講師に迎え出前料理教室を開催。テクス・メクス料理であるタコスとナチョスを作りました。
テクス・メクス料理とは、テキサスとメキシコの食文化が融合した料理のことで、小麦を原料にしたトルティーヤやイエローチーズ、サワークリーム、そして牛肉をふんだんに使います。
動画でテキサスとメキシコの地理や歴史、食文化などを学び、理解を深めてからいよいよ調理開始。
各班にわかれ、英語で指導を受けながら、トッピング野菜の玉ねぎ、トマト、アボガドをカット。数種類の香辛料でトマトソースを加えたひき肉を炒めるなどの体験をしました。料理は各々でトッピングを盛り付けて、少しスパイシーな手作りのテクス・メクス料理を堪能しました。参加者からは、テキサスとメキシコの文化や歴史を学ぶことができ、異文化交流もできて、さらには料理も美味しかったと大好評でした。

問い合わせ:長内市民センター
【電話】52-7400

▼縁がつなぐ人とのかかわり
現在、人とのつながりの偉大さを感じ、大切にしながら活動中!
7月は地域おこし協力隊がイベントを企画した「初夏の味覚市」に向けた、中央市民センターの「ヤングボランティアSEED」の活動に参画。一緒にイベントを盛り上げることができました。7月末は、県主催の高校生を対象としたUターントークセッションに声を掛けていただいており、すでにちょっと緊張しています。(笑)
市を盛り上げたいと取り組んでいるOLDNEWにも加入。昔喫茶店として使用していた「ユベントス」のリノベーションには、カウンター前の椅子の作製や壁に絵を描くなど貴重な体験をさせてもらいました。その縁もあり、東京在住の起業家高校生とのトークセッションの開催に向けて、現在準備を進めています。開催日は8月25日(金)~26日(土)。参加してくれる高校生を募集していますので、気軽にお声掛けください!

山下竜司さん(やました・りゅうじ38歳)
2022年12月着任。熊本県天草市出身。金沢美術工芸大学卒業。アートを使った市民との交流、まちの活性化に向け活動中。

▽地域おこし協力隊
移住定住促進を目的に、都市部からの移住者に対して市が委嘱。カフェを中心とした地域の活性化、新規漁業者の確保や水産物の高付加価値化への取り組み、農泊事業の実践と推進、地域資源の商品開発・販路拡大PRなどを行います。

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