文字サイズ
自治体の皆さまへ

【特集】令和6年 新春座談会(1)

1/28

岩手県久慈市

人口減少によるなり手不足により、産業の衰退が危惧される中、久慈市を盛り上げようと、起業する人も増えてきています。今年の新春座談会のテーマは「地域おこし協力隊と起業」です。

久慈市の外から来た、あるいは地元に戻ってきて地域を盛り上げている皆さんに、久慈市でのそれぞれの活動や起業についてどのように感じているのか伺います。
■地域おこし協力隊×起業
▼久慈の理由と活動内容
▽市長
新年あけましておめでとうございます。本年も「子どもたちに誇れる笑顔日本一のまち久慈」の実現にむけて取り組みを進めて参ります。
現在久慈市最大の課題である少子高齢化や人口減少に伴い、なり手、担い手不足による産業の衰退が懸念されます。そんな状況の中で若い人を中心に久慈市で起業される人も増えてきており、こうした新たに久慈市で事業を始める人が出てくることが地域の元気に繋がってくるものと期待しています。
本日は地域おこし協力隊の皆さんに集まっていただきました。久慈市の外から来て、あるいは一度地元を出てから再び久慈市に戻ってきて久慈市を盛り上げていただいている皆さんから見て久慈市で起業する良さや課題を伺って参ります。
まずは皆さんが、久慈市を選ばれた理由と、取り組んでいる内容についてお聞かせください。

▽藤織
演劇の仕事をしていた中で、久慈で公演があり、来久。北限の海女PR隊の仕事を紹介していただき、住み込みのバイト感覚で、3カ月間活動しました。その中で面白さを感じると同時に、久慈市の知名度が高くないことがもったいないと感じました。地域を盛り上げる手伝いができるのではないかと思い、協力隊藤織ジュンに応募。任期中は観光PRとして海女やイベントのMC、SNSでの情報発信を中心に活動しました。
隊員卒業時に合同会社プロダクション未知カンパニーを設立し、協力隊として取り組んでいた活動を、会社として続けています。

▽田端
大学在学中に東日本大震災の災害ボランティアとして岩手沿岸地域で活動。地域の魅力や人の優しさに触れ、いつか岩手で仕事ができればという想いがありました。仕事を探したタイミングで協力隊の制度を知り、当時募集が出ていた3カ所から、魅力を感じた久慈市に応募。山根地区の古民家を改装しカフェをオープンするミッションに取り組み、2年目にオープンできましたが、コロナの流行や新山根温泉べっぴんの湯の休館などの影響を受けました。そこで店舗の外に出てみようと思い、キッチンカーを整備して活動。店舗を山根の人に譲り、現在はアンバーホールの2階でYAMANECO COFFEELABを経営しています。

▽西村
親が漁師をしていて、水産業の担い手不足解消のため、まずは自分がなりたいと思い、前職の営業・商品開発の仕事を退職し、久慈市に戻ってきました。
1年目は久慈の水産業を知ってもらうためにくじ漁師ガイドブックを作成。2年目以降は陸上養殖やナマコの活用など、興味をひかれたことを広げていきました。3年目には久慈市民市場を紹介いただき、11月から不定期で出店を開始。不安定な漁師の仕事の中で自分で獲ったものを加工し自分で販売することにも取り組んでいます。

▽阿部
久慈を離れ7年働いた後に地元にUターンしました。家業のほかに久慈でできる産業がないかと思い、白樺の活用に取り組んでいます。
1年目でサウナで使うヴィヒタを製作し、2年目に道の駅や東京のアンテナショップで販売。リトアニアでサウナについて勉強された人を青森から山形に招き、ヴィヒタの勉強会を開催し、品質向上や生産数を増やす環境整備を進めています。

▽小野沢
日本短角種の生産を志し、長野から金ヶ崎町の農業大学校に進学しました。岩手の中でも、短大の研修で農家にお世話にななり、短角牛生産が盛んだと感じた久慈市を選びました。
現在は短角考房北風土や総合農舎山形村で牛肉の捌き方を教わっています。短角牛の肥育農家の手伝いもさせていただいています。自分自身も牛を一頭購入し、生産者として肥育も始めました。平庭闘牛の勢子(せこ)にも挑戦し、女性勢子としてデビューも果たしました。山形町の皆さんには温かく迎えていただき、顔を出せば「寄って行って」と声をかけていただいています。

▽米澤
いずれ自身で飲食店を開きたいと考えていました。三鉄鉄道に乗った際に、偶然乗り合わせた人に「久慈市で協力隊を募集しているからどうですか」と勧められ、その足で市役所に向かい協力隊の説明を聞きました。久慈を調べているうちに山ブドウやクルミなど知らなかったたくさんの魅力に気付くと同時に、知らないということはチャンスだと直感。自分の夢を叶えられると思い、久慈市を選びました。
現在は喫茶店の開業を目指し、店舗を探しながらイベントに出店しています。田端さんのコーヒーや阿部さんの白樺樹液とコラボしたスイーツも開発し、販売しました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU