令和5年度市の予算が決定しました・1

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市議会3月定例会で、本年度の予算が可決されましたので、その概要をお知らせします。

■次世代を育み生活・文化・歴史がつなぐもりおかの魅力発信予算
◇当初予算の概要
本年度の予算編成に当たり、市民の生命と生活を守る施策を第一に、社会の変化を的確に捉えた持続可能な行政サービスの実現に向けた取り組みを進めます。
ニューヨーク・タイムズ紙の「2023年に行くべき52カ所」に「もりおか」が世界で2番目に選ばれたことは、本市が目指すまちの将来像である「ひと・まち・未来が輝き世界につながるまち盛岡」につながる今日まで先人の礎を大切に受け継ぎ、発展してきた魅力を持続・発信するため、2つの戦略プロジェクトを中心に、次の5つの視点から、予算の編成を進めました。

▽予算編成5つの視点
1.子育て…若い世代や子育て世代に関する施策を充実させる
2.雇用…産業の振興や魅力向上、働く場所の創出に取り組み、若者の地元定着を推進する
3.安全…市民の安全・安心な暮らしを確保する
4.魅力…盛岡の風土と歴史から盛岡の価値や魅力を再発見し、市民の誇り、シビックプライドに結び付けるものです。
5.賑わい…交流機会の創出によるにぎわいと活気があふれるまちをつくる

▽予算総額
詳しくは、市ホームページをご覧ください。
一般会計：1218億7000万円(前年度比4.5パーセント⬇)
認定こども園等運営費給付事業を含む子ども・子育て事業、障がい者の自立支援事業などの社会保障関係経費、玉山歴史民俗資料館・石川啄木記念館整備事業などの総合計画事業、公共施設の保有最適化・長寿命化計画による大規模改修事業など、必要とされる財政需要に対応するため、過去2番目の予算規模となっています。

▽一般会計の内訳
【単位】億円
○歳入：1218.7億円
・自主財源
市税433.0
使用料・手数料など85.0
・依存財源
国庫・県支出金321.1
地方交付税161.4
市債113.7
譲与税その他104.5
・市税…前年度比1億8037万円減0.4パーセント⬇
社会経済活動は徐々に回復してきているものの、法人市民税の回復が遅れることを考慮し減収見込み
・国庫・県支出金…前年度比31億5525万円減8.9パーセント⬇
新型コロナウイルスワクチン接種に関する国庫支出金の減額や、盛岡南公園野球場整備事業に関する県負担金の減額など
・地方交付税…前年度比8億870万円増5.3パーセント⬆
地方財政計画の状況や本市の税収見込みなどによる増加

○歳出：1218.7億円
子ども・高齢者などの福祉513.5
道路・公園など158.3
市債の返済125.6
教育・生涯学習113.4
防災対策・スポーツ歳出振興など105.0
衛生環境の向上103.9
消防・救急46.5
農林業や商工業、観光の振興など52.5
・子ども・高齢者などの福祉…前年度比6億2019万円増1.2パーセント⬆
認定こども園等運営費給付事業、訓練等給付事業、高校生等医療費給付事業に要する経費の増加など
・道路・公園など…前年度比12億5180万円減7.3パーセント⬇
都南中央第三地区土地区画整理事業、道明地区土地区画整理事業に要する経費の減少など
・教育・生涯学習…前年度比1億3240万円増1.2パーセント⬆
玉山歴史民俗資料館・石川啄木記念館整備事業、小・中学校の校舎安全対策改修事業、図書館大規模改修事業に要する経費の増加など
・防災対策・スポーツ振興など…前年度比47億4401万円減31.1パーセント⬇
盛岡南公園野球場整備事業、太田地区活動センター外2施設複合化・大規模改修事業に要する経費の減少など
・衛生環境の向上…前年度比5億1572万円減4.7パーセント⬇
新型コロナウイルスワクチン接種事業、感染症予防事業に要する経費の減少など

○財政の健全性確保
本年度末の一般会計における市債(借金)の残高は、前年度比5億3531万円減の1418億5615万円となる見込みです。
また、市の貯金である基金については、公共施設等整備基金から9億6227万円、財政調整基金から18億961万円を取り崩すこととしました。厳しい財政状況ですが、災害等の不測の事態に対応できるよう、適正な基金規模を維持しながら、効果的な活用を図っていきます。

▽特別会計：581億8023万円(11会計)(前年度比1.1パーセント⬆)
特別会計は、国民健康保険費や介護保険費など、特定の収入や支出を一般会計と切り離し、11の会計からなっています。本年度は、介護保険費特別会計で地域密着型介護サービス給付費などの保険給付費の増額や、新産業等用地整備事業費特別会計で第二事業区の基盤整備事業等の増額などを見込んでいます。