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11月5日は津波防災の日 世界津波の日 (1)

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岩手県陸前高田市

いざ、という時命を守るために

11月5日(日)は、津波対策についての理解と関心を深めるための「津波防災の日」として定められており、国連総会においても「世界津波の日」として制定されています。
本市は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災津波により甚大な被害を受け、多くの尊い命が失われました。
自然災害は、いつ、どこで発生するか分かりません。いざという時に自分の命を守ることができるのは、自分自身です。自分や大切な人の命を守るために、日頃からできることを改めて確認し、いざという時に備えましょう。
今回は、日頃からできる備えを紹介します。

■警戒レベルにあわせて適切に避難しましょう
台風の接近時や大雨による災害の危険が迫っている場合、市からは以下の避難情報が発信されます。内容に従い、適切な避難行動を開始してください。

■防災情報の収集先を確認しましょう
情報をいち早く入手することが、命を守ることに繋がります。避難が必要かどうかを適切に判断するために、正しい情報を収集できるよう、事前に確認しておきましょう。
◇防災行政無線
災害時や緊急時、避難指示などの重要な情報を屋外スピーカーや戸別受信機で発信しています。また、「電話応答サービス」や「メール配信サービス」を利用することで、放送した防災行政無線の内容を確認することができます。
・電話応答サービス(通話料無料)【電話】0120-273-256
・メール配信サービス
本紙の2次元バーコードを読み取り、「メール受信登録」→「雨量情報・防災無線情報の受信を希望する方はこちら」を選択し、新規メールをそのまま送信してください。登録完了メールが受信できれば、登録完了です。

◇市公式SNS
各種SNSを通じて情報を発信しています。
・LINE
・X(旧Twitter)
・Facebook

◇市公式ウェブサイト
市津波防災マップや土砂災害・洪水ハザードマップをはじめ、避難場所や避難マニュアルを公開しています。自分や家族の避難計画について確認しましょう。

■まずは、始めることから
・防災局防災課
中村 吉雄(なかむらよしお)課長

災害が発生した時に自分の身を守るためには、日頃からの備えが大切です。
まずは、自分の身の回りに危険な場所がないかを確認するところから始めてみましょう。「危険な場所」は、家の中などを指す「内」と、住んでいる地域などを指す「外」の2つに分類されます。
「内」では、大きな地震で家具が倒れてこないか、大きなものが落ちてこないかなどに気を付けましょう。災害が発生した際、自分や家族が怪我をしないように、家具の配置を見直したり、倒れないように工夫するなど対策しましょう。
「外」では、地震に伴う津波や大雨による洪水・土砂崩れなど、住んでいる家の周りで、どのような災害が起こる可能性があるのかを知る必要があります。市のハザードマップを用いて、災害の危険性がある場所を事前に確認しておきましょう。併せて、自宅が危険な場所にある場合には、災害時にどこへ・どの道で避難すればよいかも確認しておきましょう。
また、災害に備えて日頃から備蓄をすることも効果的です。市の公式ウェブサイトでは「避難マニュアル」を公開しており、備蓄品や非常時の持出品の例を掲載していますので、ぜひ確認してみてください。
なかでも、食料品や日常的に使用するものなどに関しては、循環型の備蓄「ローリングストック」を推奨しています。普段食べているインスタント食品や飲料、日用品などは災害に備えて多めに買うなど、無理のない範囲で備蓄を実践してみましょう。
災害時には防災行政無線により、避難情報などが市から発信されます。発信された情報はメール配信や電話サービス、市の各種SNSなどでも確認できますので、自分が使いやすい情報の入手先を確保しておきましょう。
防災は、やればやった分だけ自分の身を守ることに繋がります。自分にできる備えを一つずつ、始めてみることが大切です。

■始めよう!『ローリングストック』
普段から少し多めに食料品を買うことで、日常の中に食料備蓄を取り込み、消費していく循環型の備蓄を「ローリングストック」といいます。
食料品を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、いざという時でも日常生活に近い食生活を送ることができます。
また、食料品だけでなく、ウェットティッシュや使い捨て食器、救急道具、生理用品などの日用品にも応用できますので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

・備える…普段から少し多めに食料品をストック
・消費する…日常生活で備蓄を使う
・買い足す…使った分だけ買い足す
※詳しくは本紙をご参照ください。

◇ローリングストックのポイント
1.期限のあるものは古いものから消費する
→古いものから順に配置するなど、工夫して消費しましょう。
2.使った分はすぐに補充する
→備蓄品はいつ消費しても問題ありませんが、災害に備えてすぐに補充しましょう。

■備えあれば憂いなし!備蓄でもしもの時に備えましょう
災害によってライフラインが断たれると、日常の生活を送ることが困難になります。緊急時に備えて、最低3日分の物資を備蓄し、定期的に点検・更新を行いましょう。また、要介護者や乳幼児、持病の有無など、家庭ごとに必要になるものを考え、備蓄するようにしましょう。

▽備蓄品の例(CHECK)
・飲料水(1人1日3ℓ)
・携帯ラジオ
・懐中電灯
・マッチ、ライター
・軍手
・衣類
・防寒着
・非常食(レトルト食品、缶詰、栄養補助剤など)
・タオル類
・使い捨てカイロ
・ティッシュ
・ウェットティッシュ
・ゴミ袋
・生理用品
・常備薬
・携帯トイレ
・紙おむつ
・モバイルバッテリーなど

■避難の際は非常持出袋があると安心です
市の指定避難所では、災害に備えて食料品などの備蓄を行っていますが、備蓄の量には限りがあり、乳幼児から高齢者まで必要となる物資も様々です。備蓄品のチェックリストなどを参考に、自分に必要なものは何かを考え、非常時の持出品を袋にまとめた「非常持出袋」を準備しましょう。
また、災害が起こった場合は、安全確保のために直ちに避難する必要があることから、「非常持出袋」はすぐに持ち出せる場所へ準備するようにしましょう。

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