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観光インフォメーション information

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岩手県陸前高田市

◆地域おこし協力隊 多勢太一さん×広田小学校教諭 菅野ゆかり先生
地域おこし協力隊の普段の仕事ぶりや様子をお聞きするコーナー。
今回は、市観光物産協会に所属する多勢太一(たせたいち)さんと、小学校教諭の菅野(かんの)ゆかり先生に、お話を伺いました。

◇お二人はどのような関係ですか?
多勢さん…2年度から広田小学校の6年生が総合学習の一環で、「みちのく潮風トレイル(※1)」の広田半島ルートのオリジナルマップ制作に取り組んでいて、3年度からは私が所属する市観光物産協会が連携し、授業運営のお手伝いをさせてもらっています。
ゆかり先生…4年度に6年生の担任になったことで、担当する多勢さんに準備や調整をしてもらいつつ、アドバイスもいただきながらオリジナルマップを一緒に作り上げています。

◇多勢さんの印象を教えてください。
ゆかり先生…誠実で真面目にやってくれる人だなと思いました。多勢さんの投げかけに、子ども達がどういう風に答えているか、どんな表情をしているのか見ていると、彼の人柄が分かります。分からないところは相談してくれるので、謙虚さも持ち合わせているのがまた、魅力ですね!多勢さんと接していると私自身も勉強になることがたくさんあります。子ども達がスムーズに作業できるよう、自分の足で歩いて情報の裏づけや情報収集をしたりと、たくさん勉強もしてくれていて信頼できる存在です。

◇多勢さんとの関わりのなかで、印象に残っているエピソードはありますか?
ゆかり先生…ハイカー(※2)と子ども達がオンラインで交流する授業をした時、接続が不安定で音声が出ないなどの不具合が発生してしまいました。なんとか良い時間にしたかったので、携帯で繋いでみたり、電子黒板を取り替えてみたり、ポータブルスピーカーも持ってきてマイクで音声をひろったり…2人で汗だくになりながらやりました。忘れられない出来事ですね。

◇多勢さんは移住して2年半が経ちました。このまちで、これからも楽しく暮らすためのアドバイスをお願いします。
ゆかり先生…人との繋がりがこのまちではすごく大事だと思っています。私自身、この地域に住んでいてたくさんの人に助けられています。困ったときだけじゃなく、一緒に喜んだり、励ましてもらったりしました。それってすごくありがたいことなんですよね。周りに頼りながらこれからも繋がりを大事にしていくと、もっともっとここでの生活が楽しくなってくると思います。

◇ゆかり先生からお話を伺ってみていかがでしたか?
多勢さん…ゆかり先生にはお世話になっている立場なので、信頼してもらえてありがたいという気持ちでいっぱいです。
子ども達が自分達の力でマップを作るのは、他にはない取り組みで、みちのく潮風トレイルを運営する団体からもこの取り組みに高い評価をいただいています。ゆかり先生や子ども達のおかげで、想いがつまった最高のマップができたと思っています。
移住して3年目になりますが、ゆかり先生のアドバイスがとても理解できます。小さなお礼も伝えること、人に真摯に向き合うこと。本来大事にしていくべき、人との繋がりの大切さを暮らしてみて実感しています。

※1青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸を繋ぐ歩くための道
※2トレイルを歩く人

問い合わせ先:市役所観光交流課定住交流係
【電話】413

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