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トキの野生復帰に向けた取組について

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島根県出雲市

国はトキ野生復帰ロードマップ2025において、2030年から2035年ごろまでの中長期的な目標として「本州でもトキが定着し繁殖できるようになること」と掲げています。
出雲市は、昨年8月に石川県とともに「トキの野生復帰を目指す里地(放鳥を目指す地域)」に選定されました。
国から放鳥要件はまだ示されていませんが、出雲市で野生のトキが定着できるよう環境整備に取り組む必要があります。多くの方がトキの放鳥を待ちわびる、トキとの共生を望んでいただけるよう各種取組を進めていきます。

■なぜトキの野生復帰に取り組むの?
私たちの生活は、多くの部分が自然によって支えられており、人と自然が共生する社会を構築するためには、生物多様性の維持や地球環境の保全を積極的に推進していく必要があります。
トキが飛び交うまちは、自然が豊かで環境にやさしく人が住みやすい、環境と経済の好循環が図られた持続可能なまちといえます。
出雲市では、総合振興計画「出雲新話2030」において、トキをシンボルとし、環境に配慮したまちづくりに取り組むこととしており、この豊かで恵まれた自然の中でトキが雄大に飛び交う、人と自然が共生するまちをめざしています。

■トキによるまちづくり庁内推進本部の設置
トキを活かしたまちづくりを全市的に進めるため、7月に市長を本部長とする「庁内推進本部」を設置しました。これにより各部署が横断的かつスピード感を持って取組を進めていきます。

■トキの野生復帰に向けた3つの取組の柱
◇社会環境の整備
市民意識の向上及び機運醸成に取り組みます。

◇生息環境の整備
餌場・営巣地環境の整備に取り組みます。

◇地域活性化
トキをブランド化することで経済的効果につなげていきます。
(例…農作物の付加価値化、観光誘客、関連商品の開発など)

■市のイメージカラー「トキ色」
市のイメージカラーにトキ色を指定しました。トキ色は淡い桃色といわれ、羽軸からのグラデーションの美しさが大きな特色であることから、桃色を基本に幅をもった色とします。この3色に限定せず、類似色も可としますので、ぜひ活用いただき、トキによるまちづくりを一緒に盛りあげていきましょう!

◇カラーコード
R251 G139 B91
R247 G222 B212
R252 G178 B174

■となりのミコトッキー第62回~トキを見に来てね!~
◇3羽のヒナが巣立ち!
出雲市トキ分散飼育センターでは、今年4羽がふ化し、そのうち3羽は無事に巣立ちを迎えました。秋には佐渡トキ保護センターに移送され、その多くは佐渡で放鳥されることになります。
出雲市トキ分散飼育センターに隣接した出雲市トキ公開施設では、飼育しているトキを間近で観察することができます。これから秋にかけて美しいトキ色の羽になります。ぜひ見に来てください!

しまね花の郷から入場できます。
トキ公開施設の入館料は無料ですが、しまね花の郷の入園料が必要です。

◇出雲市トキ公開施設の開館時間

問合せ:
政策企画課プロジェクト推進室【電話】21-6079
出雲市トキ分散飼育センター【電話】20-1350

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