人権尊重社会の実現をめざして
◆安来市人権・同和教育推進協議会の取り組み~企業部会について~
安来市では、「安来市人権・同和教育推進協議会」を組織し、同和問題をはじめとする様々な人権課題の解決をめざした教育及び啓発活動を推進することを目的に、各部会に分かれて活動しています。
8月29日には、企業部会主催の「安来市人権・同和問題研修会」を開催し、市内の事業所から50人を超える参加者がありました。
研修会では、島根労働局雇用環境・均等室と松江公共職業安定所安来出張所から、男女均等な採用選考ルールや公正な採用等について説明があり、松江人権擁護委員協議会からは、人権擁護委員の取り組みや働きやすい職場について、お話がありました。
最後には、出雲市の小村臨床心理士事務所長の小村俊美さんによる講演「ハラスメントの無い明るい職場~パワーハラスメントを中心に~」があり、職場におけるハラスメントについて様々な事例をもとにお話がありました。新入社員に対するメンター制度(先輩社員が相談や助言により、業務や人間関係について、新入社員の成長をサポートする制度)やエルダー制度(先輩社員が業務を通じて、新入社員を育成する制度)は、職場のよりよい人間関係構築の基盤となり、ハラスメント防止の好循環につながることを学ぶ機会となりました。
誰もが働きやすい職場環境は、人権尊重の観点から、企業の「社会的責任」と言われています。協議会では今後も研修を重ね、人権尊重のまちづくりの一翼を担いたいと考えています。
問合せ:人権施策推進課
【電話】23-3095
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