特集 やすぎの給食 安全、安心かつおいしく(2)

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◆関係者にお話を聞きました
・献立について(栄養教諭)
献立は、成長期の子どもたちに必要な栄養素が取れるように考えています。安来には良い食材がたくさんあります。有機農産物はもちろん、美味(おい)しまね認証(産品が島根県の定めた農業生産工程管理基準に基づき生産されていることを認証する制度)を受けた農産物やその他の地元食材を積極的に取り入れています。
また、自分たちが給食で何を食べているのか気にしてもらうために、毎日の校内放送原稿を作っています。給食を食べながら聞いてもらうことにより、その日の給食で食べている食材の栄養のことや、給食に登場している地元の食材について知ってもらっています。
子どもたちには、給食を通して自分の健康について少しでも考えたり、安来の良さを知って、給食に携わる人たちへの感謝の気持ちを持ったりしてほしいと願っています。

・調理について(調理責任者)
給食の調理では、とにかく異物が混入しないように気を付けています。野菜などの食材をしっかり洗うことはもちろん、手袋の破れがないか、毛髪が帽子からはみ出していないかを常に確認しています。刃物を使った調理器具についても、使用前・使用中・使用後と刃が欠けていないか必ず点検することとしています。
また、子どもたちにおいしく食べてもらうために、味の染み込ませ方やおいしそうに見える焼き色の付け方、食べ応えのある食感の出し方など、工夫をしながら調理をしています。
給食を提供している学校の子どもたちから手紙をもらうことがあります。「おいしかったです」や「給食を楽しみにしています」と書いてある手紙を読むと、この仕事をして良かったと感じますし、学校から返ってきた空(から)の食缶を見ると本当にうれしく思います。
これからもおいしく食べてもらうために安全・安心な給食を作るので、残さず食べてほしいと思います。

・米飯について(JAしまね)
6月から給食に提供している金芽米は、特殊な技術を用いて精米加工されており、玄米の栄養を残したまま、食味と消化性に優れたコメです。子どもたちが、食べ物が原因で病気などになることがあってはならないという思いから金芽米を使った食育を提案しました。
金芽米はビタミンやミネラルなどが豊富なほか、自己免疫力を高めると言われる成分が多く含まれています。子どもたちには金芽米を食べて病気にならない丈夫な体になってもらいたいです。
また、金芽米は精米加工の過程で水を使用しておらず、汚水を出さない製法を用いていることから、環境保全にも一役買っています。子どもたちには金芽米を通じて、自分が育っている安来の環境を学び、環境を守ることにも目を向けてほしいと思います。

◆見学を受け付けています
安来市給食センターでは、見学を随時受け付けています。
2階の見学窓から調理作業を見たり、施設の特徴や給食の作り方など職員の説明を聞いたりできます。

問合せ：安来市給食センター
【電話】27-7890