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特集 森林(もり)を生かすしくみ(2)

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島根県安来市

◆森林環境譲与税を活用した主な事業
▽森林環境整備総合対策事業
森林の多面的機能の発揮と、林業の成長産業化に向け、森林環境整備を進める総合的な対策として、林業事業体に対するさまざまな補助メニューを展開しています。
補助の対象は、高性能林業機械の導入や伐採のための路網整備(作業道の新規開設、既存路網の修繕)、伐採作業用の土場整備、再造林と植林地の保育、林業事業体の従業員の技能向上の支援など、林業全般に対して幅広く対応し、森林整備を後押ししています。
令和5年度予算:2,040万円

▽市産木材利用促進補助金
市内の山林から伐り出される木材(市産木材)の利用促進を図るため、市産木材を使用した木造住宅等の新築、増改築、修繕、リフォームを行う施主に対して、住宅等への市産木材の使用量に応じて補助を行っています。
補助額は、住宅等に使用する市産木材1立方メートルあたり3万円で、住宅等1軒あたり30万円が限度です。令和3年度の制度開始からこれまで、新築15軒、増改築1軒、リフォーム5軒、計21軒の補助を行っています。
令和5年度予算:300万円

▽森林UAVレーザー計測(UAV…無人航空機)
令和5年度の事業として、島根県が令和3年度に設定した「循環型林業拠点団地」122haを対象に、森林の地形や立木の状態を詳細にデジタル情報化して活用することで、林業のデジタル・トランスフォーメーション(林業DX)の推進を図っています。
また、この事業のほかに、令和5年度には市内全域の森林の航空レーザー計測と解析を進めており、この森林UAVレーザー計測の成果を精度向上に役立てています。
令和5年度予算:740万円

▽森林整備に向けた産学官連携
島根大学生物資源科学部、しまね東部森林組合、安来市との産学官連携により、大学の知見を生かして、大学教員の助言や指導のもと、持続可能な森林経営を実現するための次世代の森づくりの手法や、林業DXの検討を進めています。
しまね東部森林組合では、島根大学教員の現地指導のもとで、生物多様性に富み、災害に強い「針広混交林」(スギやヒノキなどの針葉樹と広葉樹が混ざった森林)の育成に取り組んでいます。
令和5年度予算:400万円

問合せ:農林振興課
【電話】23-3335

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