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議会だより(1)

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島根県西ノ島町

◆第504回西ノ島町議会3月定例会一般質問(要約)
◇小島 正春 議員
・にっぽんA級(永久)グルメのまち連合に対する今後の西ノ島町の対応について
邑南町が2023年から「A級グルメのまち連合」から脱退するとあり、その要因には、費用に加え、構想に直接関わっていない町内の農業者や事業者の「メリットを感じられない」との事であった。
本町においても、漁業者や水産業者などが、どのくらいメリットを感じているのか疑問に思う。また、町内においての「A級グルメのまち連合」の認知度は如何なものか。
「A級グルメのまち連合」としての中心的立場であった邑南町が脱退を表明したことで、西ノ島町の今後の対応として3つの選択肢があると思っている。
1つ目は残った3つの自治体で運営を継続させる、2つ目に西ノ島町も脱退する、3つ目は連合自体を解散する。
私個人の見解は、脱退は止むなしと考えているが、西ノ島町の対応について見解を伺う。

・回答 町長
議員から述べられたが、「にっぽんA級グルメのまち連合」は、地域ならではの食を守り、それを通して地域に人を呼び込み、地域の誇りに繋げていくことを目指し、複数の市町の連携による発信力強化を地域づくりに活かすことを目的として、平成30年に、島根県邑南町が発起人となって、本町と北海道鹿部町、福井県小浜市、宮崎県都農町の、合わせて5つの市町により設立されたが、令和2年度に福井県小浜市が脱退し、現在は4つの町の構成となっている。
連合の設立後は連携して「地域おこし協力隊募集事業」や「WEB戦略事業」、「PRイベント事業」などに取り組んできた。
また、本町におけるA級グルメのまちづくり事業では、地産地消の推進等を図るため、「ギョギョギョ魚フェスタ」でのプレート弁当販売、郷土料理レシピ本「わがとこごはん」の発行、西ノ島チャンネルでの「わがとこクッキング」の放送などに取り組んでおり、併せて、認知度の向上にも今後、繋げたいと考えている。
さて、議員の質問にあった、「にっぽんA級グルメのまち連合」発足の呼びかけをした邑南町が、A級グルメ構想を見直し、連合からも脱退する意向との新聞報道が、今年1月にあったが、連合を構成する、3町に事前の協議がなかったため、困惑が大きく、急遽臨時総会を2月に開催して邑南町から状況説明を受けた。
臨時総会では、「今後の連合の体制をどうするかについて早急に検討しなければならない。」とする一方、「これまで邑南町が実施した事業についての検証抜きには論ずることが出来ない。」との意見も出たところである。
これを受け、邑南町は7月の定時総会まで脱退を延期することとなり、脱退後もアドバイザー的役割を務め、邑南町のA級グルメの取り組みについて、成果や課題を含め伝授する形で、構成する町の今後の取り組みの指針になるよう事業の検証を行うこととなった。
今後の予定では連合において、半年程度をかけて邑南町の事業成果や課題を検証し、連合の事業や体制、方向性等の検討を進めていくこととしており、各町とも令和5年度予算では必要最低限の人件費等負担金36万円を計上した。
本町としての今後の対応については、この連合での検討作業を慎重に見極め、総合的に判断をいたしたいと考えているので、ご理解をいただきたい。

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