昨年度、全5回でお届けした出身者インタビュー。好評だったため、今年度から定期的にお届けします。
●美田尻地区出身
伊藤 圭那(いとう けいな)さん
1999年生まれ。東京でアウトドアメーカー「Snow Peak(スノーピーク)」で働く。
Q.西ノ島のお気に入りの場所は?
A.みつけ島の前の海が見える階段や、船越のおばあちゃんの家とその隣のさんばし、大山ビーチ(大山遊泳場)、焼火神社の社務所などが好きです。
Q.進路を選ぶ上で大切なことは?
A.好きなこと・気になることをなんでもやってみること。自分の中で選択肢が広がると思います。
◆昔から興味のあった「地域づくり」に関わることのできる仕事につきました
◇大学時代のキャンプがきっかけで、アウトドアメーカーへ就職
大学を卒業後、アウトドアメーカーで働き始めて2年目になります。職場は東京にあります。
中学生の頃から地域づくりや地方創生に興味があり、大学でもそういった分野を専攻していました。大学生の時に今の勤務先が運営するキャンプ場に友達と行ったのですが、その時に「野遊(のあそ)び」で地方創生をしたいと思い就職先として選びました。
今はキャンプ場などの拠点を増やすための営業の仕事をしているのですが、拠点づくりの早い段階から地域の方と関わることができるのが面白いです。自分が島生まれというのもあって、地方の自治体や企業の方に共感できる部分は多いなと感じています。
仕事で大変なのは用語なども含め一から勉強しないといけないことが多いところです。今は在宅勤務が多いので、リモートでのコミュニケーションも難しいところですね。
お休みの日は会社の人やユーザーさん(会社の製品などを愛用している方々)とキャンプに行くことが多いです。大体は家の外に出ていて、海や喫茶店、古着屋さんなどにもよく足を運んでいます。
◇西ノ島での思い出
西ノ島での思い出はたくさんあるのですが、まず思いつくのはお祭ですね。小さい頃から神楽をしていましたし、島の気温が10℃くらい上がっているんじゃないかと思うような盛り上がり方が大好きです。あとは小学校ですかね。休み時間に隣の八幡神社に行ったり大山でマラソン大会をしたり、田植えをしたのが印象に残っています。また、3年前には島留学生として役場で働いたのですが、「こういう仕事も役場でしているんだな」というのも知ることができたので思い出深いですね。
◇これからについて
今は35歳までに島に戻りたいと考えています。それまでに自分で仕事を作れるか、今の会社で島に仕事を持って帰れるようになりたいという思いがあって。自分の仕事で何か島に還元したいですね。あとは周りの人達を野遊びの沼に呼び込んでいきたいです!
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