『夢』発見ウィーク 各校の取り組み(1)

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『夢』発見ウィーク以外にも、各中学校では特色のあるキャリア教育が実施されており、それぞれの学習を通して、生徒のコミュニケーション能力や自己理解、課題解決能力などの育成をめざしています。ここでは、各校の取り組みの一部を紹介します。

■大東中学校
◯自分と人と地域を愛し、しなやかに挑戦する「職場体験学習」
見出しに記載した学校教育目標の実現のための絶好の機会となる「職場体験学習」の準備を進めています。
地域の方を面接官に迎えて、「面接指導」を行いました。自分自身を振り返り、質問にも丁寧に答える姿が印象的でした。また、態度、話し方、応答の内容など立派だったと褒めていただきました。夏休み中に、生徒が各事業所への事前訪問を行い、少しずつ緊張感を高めながら、職場体験学習の実施、まとめへと取り組んでいきます。
今後、自分を見つめ、地域を理解し、自分の生き方につなげていくために、それぞれが「探究テーマ」を定め、調査、考察、まとめ、発信をすることにしています。受け入れていただく50の事業所の皆さんの思いに応えられるよう、充実した職場体験学習にしたいと思います。お世話になる皆さん、よろしくお願いします。
大東中学校　3年部

■海潮中学校
◯地域で学ぶ「職場体験」
4人の生徒たちは、適性テストや職業調べ、地域の6事業所から寄せられた求人票確認、外部の面接官による模擬面接を経て、事業所を決定したころから意識が高まり、少しずつ「社会に出て働く」ことに焦点が合ってきました。「採用通知授与式」で事業所の担当者と会うことができた安心感もあり、事前訪問も無事終了。体験後は学習の成果を掲示物にまとめ、11月の文化祭で発表する予定です。
地域の方々の温かな眼差しのもとで育ってきた生徒たちは、「ふるさと海潮で働く人々の思いや生き方を知り、地域で暮らし育まれていることを実感する」というねらいに迫ってきています。生徒にはこれまでのさまざまな学びや地域の皆さんへの感謝の気持ちを、それぞれの将来につなげてほしいと思います。本校は本年度を最後に統合となりますが、引き続き海潮の子どもたちへのご支援をよろしくお願いします。
海潮中学校　3年部

■加茂中学校
◯地域の方々に支えられて
加茂中学校では、加茂町内を中心に事業所28ヵ所に協力を得て、貴重な学習の場を提供いただきます。夏休みが始まる前に、生徒自ら各事業所に電話をし、事前訪問をさせていただくための日程調整をしました。そして、夏休み期間に事前訪問を行い、職場体験本番にどのような心構えで仕事をすべきかなどを教えてもらい、心が引き締まりました。
さて、本校では、7月5日に『夢』発見ウィークに関連する活動の一つとして、地域の方を面接官に迎えて、模擬面接を行いました。生徒は面接に向けて、さまざまな質問にどう答えるのかを一生懸命考え、面接室内でのさまざまな所作を練習しました。面接本番の後、面接官からアドバイスや激励をいただきました。生徒にとって「働くこと」をはじめとする、自分の考えを整理して深める貴重な機会になりました。また、「地域の方々が自分たちを支えてくださっている」ということを実感する良い機会になりました。
生徒には職場体験学習を通して自分の成長につなげていってほしいと思います。
加茂中学校　3年部