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令和5年度の「地方創生」に向けた取り組み(1)

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島根県雲南市

令和5年度に進める「地方創生」に向けた取り組みについてお知らせします。

■1 基本的な考え方
・重要課題に位置付ける「人口減少対策」に一層力を入れ、中長期を見据えて確実な成果に結びつく取り組みを進め、将来的な人口の安定化をめざします。
・国のデジタル田園都市国家構想総合戦略に基づき雲南市版総合戦略の策定に取り組み、デジタルの力を生かしたまちづくりを進めます。

■2 人口動態の現状と主な課題
・依然として転出超過が続いていますが、令和4年は前年比較で転入が増え、転出が減少し、社会動態が改善しています。
・年代別では、20~40代の子育て世代の社会減が大幅に改善しています。

◎雲南市の人口社会動態の比較
(単位:人)

●転出の主な理由は「職場」、「買い物」、「魅力的な仕事」、「賃貸住宅」
県内転出のおよそ7割が20~30代の松江市・出雲市への転出で、「職場が近い」、「買い物の利便性」、「魅力的な仕事がある」、「賃貸住宅の条件がよい」などが挙げられています(「転出者・転入者向けアンケート調査」より)。

◯就職(就学)
理由別では、「就職」、「就学」を理由とする社会減が改善傾向にあります。また、「住宅」を理由とする社会減は近年拡大傾向でしたが、令和4年は改善しています。
20代の社会減は改善傾向にありますが、依然として人口減の主な要因となっていますので、引き続き「キャリア教育の推進」や「若い世代が求める働き場の確保」、「若者・子育て世代に魅力ある住環境の整備」に取り組みます。

◯結婚
「結婚等」を理由とする社会減が拡大しています。また、結婚を機に松江市・出雲市へ転出する若い世代が増えていることから、賃貸物件の充実や家賃助成などの施策を強化します。

◯その他
転出理由として「しがらみがない」も一定数あることから、地域の人権意識を高め、若者や女性が活躍しやすい環境づくりを進めます。

●転入の決め手は“暮らしやすさ”
「自然環境がよい」、「子育てがしやすい」、「教育環境がよい」など暮らしやすさを評価する回答が3割を超えていることから、子育て・教育環境の一層の充実を図り、本市の魅力を積極的に発信していく必要があります。

●出生数の減少
令和3年(184人)、令和4年(156人)ともに200人を割り込んでいます。出生数の減少は、コロナ禍による婚姻数の減少が影響しているものと考えられます。国の少子化対策の動向を踏まえながら対策を強めていく必要があります。

■3 「地方創生」に向けた強化策
●1 子育て世代に魅力ある住環境の整備促進
・ミニ住宅団地の計画的な整備や定住促進住宅の民間譲渡に向けた取り組みなど住宅施策のさらなる強化を図ります。
・空き家問題への対応を図るため、地域自主組織などと連携し、空き家や空き地の活用促進を図るための取り組みを進めます。
・雲南市の魅力や移住支援情報を積極的に都市圏で発信し、若者・子育て世代の移住促進に取り組みます。

◯〈新規〉空き家対策体制整備事業
うんなん暮らし推進課
【電話】0854-40-1014

地域おこし協力隊制度を活用し空き家コーディネーターを配置するほか、空き家相談会やセミナーの開催、所有者が空き家の利活用について相談できる体制の構築を図ります。

◯〈新規〉空き家再生アドバイザー招へい事業
うんなん暮らし推進課
【電話】0854-40-1014

外部専門家(地域力創造アドバイザー)を招き、地域と連携したセミナーやフィールドワークなどを実施し、地域内の空き家再生事業のコーディネートを行います。

◯〈新規〉空き家改修事業
うんなん暮らし推進課
【電話】0854-40-1014

市内に定住しようとする子育て世帯が空き家の改修を行う場合、その経費の一部を助成します(県事業への上乗せ)。[補助率1/3・補助上限300千円]

●2 結婚、出産、子育て支援の強化
・出産、子育てに係る経済的負担の軽減に取り組みます。
・若い世代の結婚対策・出会いの場づくりに取り組みます。

◯〈新規〉うんなんベビー応援事業
健康推進課
【電話】0854-40-1045

市内で生まれた赤ちゃんとそのご家族に、出産おめでとうのメッセージと贈り物(育児用品等:紙おむつ、産前産後訪問サポート無料券)をお届けし、安心して子どもを産み育てることができるよう応援します(詳細は6ページ)。

◯〈新規〉多胎児養育家庭支援事業
健康推進課
【電話】0854-40-1045

多胎妊娠の妊婦健康診査にかかる費用の一部助成を行うとともに、多胎児養育家庭サポート事業により、家事・育児支援や外出補助を行います(詳細は6、7ページ)。

◯〈拡充〉産前産後訪問サポート事業
健康推進課
【電話】0854-40-1045

妊婦から3歳の子どものいる家庭までを対象に、一時的に家事や育児援助を必要とする場合に、産前産後サポーターが訪問し、家事や育児のサポートを行います(詳細は7ページ)。
[拡充ポイント]初回の利用に使用できる無料券を配布し、利用促進を図ります。

◎産後ケアを必要とする親子を助産師が訪問

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