マイ ストーリーズ

13／32

国際交流員(CIR)スーキ・パチェコ・ジャン・ポールの異文化交流コーナー

■第19話「青春、夏(なつ)かしいね」
夏休み、楽しんでいますか。ゆっくり休んでいますか。
暑がりな僕は、冷房をつけたまま寝ています。
夏ごろはいつも青春を懐かしく思います。5月下旬に学年最後の期末試験を終わらせ、学校のことをすっかり忘れる3ヵ月間の夏休みは、まさにアメリカの青春の象徴です。
3ヵ月間。恋愛を告白からお別れまで体験できるほど長い休みは確かに懐かしいです。一方で、大人になって過去の自分を振り返れば「3ヵ月間もいったい何をしていたんだろう」とも思います。雲南市内の学校訪問でアメリカの夏休みを紹介するたびに、子ども達が日本の夏休みの方が短いことを知ると「アメリカへ行きたい」とびっくりしてくれます。今の僕だったら、3ヵ月どころか1週間のお休みだけでも、「何をしたらいいんだろう」とソワソワしてくるかもしれません。やはり、そんな「今を生きる」能力もやがて時間が経つと風化してしまうようですね。
それにしても、夏が終わるまでに海に行く時間をぜひ作ってみます。大人の自由を満喫しようと思います。