笑顔あふれるまち飯南町の実現に向けて(1)

3／26

■令和5年度　当初予算の概要
令和5年度一般会計予算の総額は73億884万円で、昨年度から10.3億円減少しています。令和3年7月豪雨災害の災害復旧費の減少が大きな要因です。
予算規模は例年の規模に落ち着きました。しかし、社会保障経費や施設維持管理費、広域行政(消防、ごみ処理、ケーブルテレビ事業など)に関わる経費などの増加が続いており、基金(貯金)を取り崩すことなどで対応しています。総合振興計画や総合戦略に掲げた施策へ積極的に予算を投入する一方で、事務や既存事業の見直しを行い、限られた財源を効果的に活用していきます。

◆一般会計・特別会計合わせて　106億2,716万円
(前年度比6.1ポイント減)

◇町民1人当たり・1世帯当たり(令和5年4月1日現在)
人口：4,506人
世帯：1,999戸
[使用する費用]
1人当たり：162万円
1世帯当たり：366万円
[負担する税金]
1人当たり：10万円
1世帯当たり：24万円

※四捨五入の関係で「各会計の予算額」と「合計」が一致していません。

◆一般会計当初予算　73億884万円

◇歳入
歳入全体に占める地方交付税・国県支出金・町債の割合は77.8%で、大部分を国や県などから交付されるお金(依存財源)に頼っています。地方交付税は国の制度改正等による増加を見込んで5千万円増の38億5千万円を見込み、町債(借金)は昨年度から3千万円減の7.3億円の発行を予定しています。基金の取り崩しは、昨年度から2億円減少し4.4億円となりましたが、取り崩し額が大きい状態が続いています。

◇歳出
令和5年度に新たに実施する事業は、民生費のこども広場の整備のほか、総務費の滞在型地域交流拠点施設整備や再生可能エネルギー導入計画策定、農林水産業費の堆肥センター機能強化、商工費の電子地域振興カード(地域通貨)導入支援やスキー場機能強化などがあります。
昨年度と比較すると、光熱水費で1千6百万円、指定管理施設の管理委託料で2千3百万円、広域行政に関わる経費で4千6百万円などが増加。借金の返済費用にあたる公債費は10.5億円で、昨年度から5千万円減少しましたが、返済資金の調達が厳しい状態が続いています。※指定管理施設…町所有の施設で、運営や管理を民間団体等に委託している施設

問合せ：総務課(財政担当)
【電話】76-2211