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〈特集〉令和5年度施策方針(2)

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島根県飯南町

◆総合振興計画に掲げる主要施策

◇自治・協働
・書籍「余白の中で。」の発行
ブランドメッセージ「余白あります。」を活用した本町のプロモーションの一環として、書籍「余白の中で。」を発行しました。住民やプロのライター、写真家の方が、さまざまな視点からまちの暮らしぶりなどを表現したこの本を活用し、まちの魅力を発信していきます。

・財政の健全化
(1)行政の効率化効率的でスリムな組織体制、公共施設の管理運営費の適正化
(2)事務事業の見直し公共投資の計画的な執行、町債の発行抑制と繰上償還の実施
(3)財源の確保税収・ふるさと納税、基金運用、財産処分などによる財源の確保
上記の3つの柱を念頭に、攻めと守りのバランスの取れた予算編成を行い、健全な財政運営に向け取り組みます。
※詳細は「笑顔あふれるまち飯南町の実現に向けて」記事(本紙4〜5ページ)

◇教育・文化・子育て
・教育環境の充実
支援を要する児童生徒のための相談・指導体制の充実、ICT教育推進に向けた教職員への研修や通信環境の改善など、必要な体制を整備します。
教育環境基本方針は、学校区ごとの意見交換会を開催するなど、保護者や町民の皆さんのご意見を踏まえ、今後の教育環境の在り方について方向性を示します。併せて、小中学校単位で「学校運営協議会(コミュニティスクール)」を設置し、学校と地域の信頼関係を深め、より良い教育環境と地域づくりにつなげていきます。

・学校給食の魅力化
児童生徒に安心安全で、地元食材をたくさん使ったおいしい学校給食を提供するため、「学校給食魅力化事業」に取り組みます。飯南ポーク、飯南米や高原野菜など、飯南町の四季を感じられる食材を提供し、子どもたちの「感謝の気持ち」を育むだけでなく、「食育」につなげていきます。

・子育て支援の充実
新たな取組として、お子さまの誕生の際に、町産材を活用した木工品を贈呈します。
2歳未満の子が対象の「子育て世帯日常生活用品給付事業」は、郵便局と連携し、用品を直接利用者の自宅へ送付するため、サービスの拡充を図ります。
不妊治療の一部が保険適用となったことから、自己負担を軽減するため助成事業を見直します。

・滞在型地域交流拠点施設の整備
地元住民を中心に町民の皆さんと飯南高校生の交流、地域と学校をつなぐ滞在機能を有する施設の整備を、令和7年4月供用の開始に向け取り組みます。

◇産業
・農業の振興
「飯南米のブランド化と積極的なPR」「営農組織の広域連携や、地域農業を主導的に牽引する担い手の育成」「生産性向上や作業省力化を図る基盤整備による収益性確保」「IT等先端技術を活用したスマート農業技術の普及」に取り組みます。
パプリカ、サツマイモ、白ネギなど推奨する品目の産地化を図ると共に、新規就農者の初期費用の負担を軽減するリースハウスを整備し、安心して就農できる環境整備に取り組みます。

・畜産の振興
昨年の全国和牛能力共進会で、奥出雲和牛の品質レベルの高さが全国区となりました。更なるブランド力強化、品質向上に向けた和牛改良を促進し、町内産和牛の有利販売、畜産農家の所得向上に繋げます。
飯南町堆肥センターの恒常的な経営赤字解決のため、保管効率の向上、販売方法の多様化に対応できるよう、新たにペレット製造設備を導入し、経営改善につなげます。

・林業の振興
3月24日、飯石森林組合と農林大学校、本町の3者で、地域の林業振興や就業者確保を目的とした連携協定を締結。町内での森林整備の一層の推進と町内で活躍する優秀な林業就業者の確保に向け、産官学が連携して取り組みます。
昨年度から開始した町有林を活用したクレジット販売は、引き続き企業への積極的なPR販売に取り組むと共に、購入いただいた企業との関係強化に努めます。

・商工業の振興
飯南町商工会及び飯南振興カード会で、「町内電子地域振興カード」の発行を検討されており、地域経済とコミュニティの活性化が図られることを期待しています。

◇保健・医療・介護・福祉
・地域医療の維持・充実
人材が不足している薬剤師の確保に取り組むと共に、引き続き安定した医療を提供するため、島根県、島根大学などの協力により、診療体制を維持していきます。
持続可能な地域医療体制確保のため「公立病院経営強化プラン」に従い、地域医療が抱える課題の解決に取り組みます。

・高齢者福祉グランドデザイン
職員の高齢化や担い手不足解消と住民福祉向上のため、持続可能な福祉サービスの在り方を示す、「グランドデザイン」を策定します。グランドデザインに基づき、ハード、ソフト両面で、医療と介護福祉の切れ目ないサービスの提供を目指します。

◇生活環境
・住宅の整備
町産材をふんだんに活用した板倉構法による定住住宅「八神里山住宅」とセミオーダーによる定住促進賃貸住宅は、引き続き入居者の募集を行います。
新たな公営住宅の整備は、既存の単身者向け住宅の待機者や入居相談があり、頓原地内での単身用住宅の整備に向け、設計を実施します。

・地域防災力の向上
コロナ禍により町全体での防災訓練を中止してきましたが、4年ぶりの訓練を6月4日に実施します。日頃から、そして繰り返しの訓練が大切ですので、町民の皆さんのご参加をお願いします。

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