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自治体の皆さまへ

〈特集〉空き家の利活用を考えてみませんか(2)

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島根県飯南町

◆空き家利用者インタビュー
◇空き家バンク制度を利用して飯南町へ移住
八神に住む丸山恵子さんは、空き家バンク制度を利用して岡山県から飯南町へ移住されました。
「このまちには昔からの友人がいて、遊びに来たことがありました。その時から雰囲気がいいところだなと思っていました」
そう語る丸山さんは、移住をするために島根県内の色々な自治体を回ったそうです。「静かなところで農業がしたいと思い、インターネットの空き家バンク情報を色々調べましたが、飯南町の環境が最も理想に近かったです」と丸山さん。
空き家バンクの使い勝手を尋ねたところ、こんな答えが返ってきました。
「田舎にはあまり不動産屋がなく、あったとしても都会にありそうな物件しか扱っていません。空き家バンクにはいろいろな物件があり、田舎らしく暮らせる家を求めていた自分とマッチしました。移住する際にも、空き家バンクの担当者の方に支援していただき助かりました」
飯南町への移住を検討される人は、田舎らしい景観や暮らしを求められることが多く、この土地の風土とともに年月を重ねてきた家が多く登録されている空き家バンクに、魅力を感じる人も多いようです。

◇空き家改修助成を使って住みやすい家に
古い家に魅力を感じる人が多いとはいえ、年月を重ねた家には相応の劣化があり、修理しなければ住めないということもあります。そこで町では、修理や片付けに対する助成制度も設けています。丸山さんもその制度を利用されました。
「給湯器や床の修繕をしないと住めない状態だったので、助成制度があって助かりました。まだまだ直さないといけないところもあるけれど、1年過ごしてみて、この家もまちも気に入っています」と丸山さん。
「空き家改修助成金」は、1軒の家につき工事費の1/2(上限50万円)を助成する制度で、空き家への居住を希望する多くの方が利用されています。また、空き家所有者が賃貸・売却するための片付け費用についても1/2(上限10万円)の助成があります。

◆町の空き家関連支援制度
町では、空き家活用を手助けするためのさまざまな支援制度を用意しています。「空き家の片付け助成」→「空き家の改修助成」→「空き家の購入助成」と、空き家活用のステップごとに切れ目のない支援を行っています。また、町産材を使用して改修した場合の助成金上乗せや、購入・改修費を金融機関から借り入れた場合の利子一部助成等、多角的支援も行っています。
空き家バンクと共に、これらの支援制度も利用いただき、ぜひ、空き家の有効活用を検討してみられてはいかがでしょうか。空き家活用に関することは、飯南町定住支援センター(まちづくり推進課)まで、お気軽にお問合せください。

▽空き家関連支援制度一覧

問合せ:まちづくり推進課
【電話】76-2864

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