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認定こども園を巡る問題点(2)

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広島県安芸高田市

広報あきたかた2023年6月号では、認定こども園の整備に関する市の方針と議会の判断について説明しました。
今号では、市が示した移転・建て替えの必要性と、候補地が旧田んぼアート公園整備予定地となった経緯について詳しく説明します。

■移転・建て替えの必要性
◇耐震性の課題への対応
移転・建て替えを必要とする吉田保育所・吉田幼稚園・みつや保育所のうち、吉田保育所は1981年6月の建築基準法改正前の「旧耐震基準」によって建設されています。2023年3月に耐震診断を行ったところ、施設の1方向が新耐震基準を満たしていないことが判明しました。建物の安全性の観点からも早急に移転・建て替えを進める必要があると判断しています。
なお、同じ吉田町内にある民設の可愛保育園・入江保育園も旧耐震基準で建設されている施設です。

旧耐震基準…震度5強程度の揺れに対して家屋が倒壊・崩壊しないという基準
新耐震基準…震度6強~7程度の揺れでも家屋が倒壊・崩壊しないという基準

◇吉田町内保育施設の状況

■候補地を選定した経緯
◇安全の確保と財政の負担軽減
市は認定こども園を建設する候補地の選定にあたり、保育所規模適正化計画にある1小学校区1保育所の原則にのっとり、統合予定の3施設がある吉田町中心部で検討しました。もっとも、必要となる面積や災害のリスクなどを考慮すると、吉田町中心部では適地が見つかりませんでした。
そこで、対象地域を拡大して検討した結果、旧田んぼアート公園整備予定地が候補地として適合するとの判断に至っています。十分に広く安全な土地はこども園の整備において最も重要な要素です。また、財政面での負担を抑えられる点※は、将来世代にとって大きな意味を持ちます。加えて、周辺の道路が整備されており、駐車場が確保し易いという立地も好条件であると評価しました。

※田んぼアート公園整備事業では、すでに土地の購入と造成に約1億1千万円が投じられています。これ以外の場所にこども園を整備する場合、用地の確保に同様の費用が追加で必要となります。

問合せ:
政策企画課【電話・お太助フォン】42-5612
子育て支援課【電話・お太助フォン】47-1283

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