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自治体の皆さまへ

特集 歯とお口から始める健康づくり(2)

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広島県尾道市

幼少期から歯とお口の健康づくりに関心を持ち、日頃の口腔ケアや定期的な健診で、健康な歯を残すことは、全身の健康につながります。
日頃からお口の健康管理に気をつけて、80歳で自分の歯を20本残す8020を達成してもらいたいですね。

■ライフステージに応じたワンポイント口腔ケア
▽妊娠期・乳幼児期(0~5歳)
ミュータンス菌(むし歯菌)に、乳歯が生えそろう3歳までに感染しないよう、保護者と子どもで食器、食べ物、飲み物など全部分けましょう。歯磨きする習慣づけと、磨き残しがないよう、保護者が毎日仕上げ磨きをしてあげてください。
また、妊娠期は、ホルモンバランスの変化で、歯肉炎・歯周炎になりやすく、早産の一因となることもあるため、妊婦歯科健診を受診しましょう。

▽学齢期(6~18歳)
乳歯が永久歯に生え変わることで、歯並びが大きくずれたら、早めに矯正歯科へ相談してください。
思春期のホルモンバランスの影響や生活の変化により、歯肉炎になりやすい時期です。歯磨きと、定期的に歯科健診を受診する習慣をつけましょう。

▽青年期(19~39歳)
定期的な健診の機会が少なくなり、歯周病が急増する時期です。日頃の丁寧な歯磨きに努め、年に1回は歯科健診を受けましょう。

▽壮年期(40~64歳)
ブラッシング圧が高いと、歯肉が下がり、知覚過敏や、歯周病による抜歯で歯の欠損が増えてきます。歯周疾患検診を受診し、生活習慣病の予防に努めましょう。

▽高齢期(65歳以上)
歯肉が下がってきて、歯の根が他よりむし歯になりやすいです。歯の喪失による噛む力や飲み込む力の低下などの症状がでる時期です。義歯も含め、口腔機能の維持・改善に努めましょう。

■パタカラ体操にチャレンジ!
できるだけ大きな声で「パ、パ、パ、タ、タ、タ、カ、カ、カ、ラ、ラ、ラ、パタカラ、パタカラ、パタカラ」を3回繰り返しやってみましょう。

▽パ
唇を閉じてから弾くように~
パ:口の中の食べ物をこぼさないようになります。

▽タ
舌先を上あごにしっかりつけて〜
タ:食べ物の押しつぶしや飲み込みがよくなります。

▽カ
喉の奥のほうに力を入れて〜
カ:誤嚥を防ぎ、食べ物を食道に送りやすくなります。

▽ラ
舌を丸めて上の前歯につけて〜
ラ:食べ物を喉の奥に運びやすくなります。

▽効果
舌を動かす速さやスムーズさ、口の周りの筋肉を鍛えて食べ物の飲み込みをよくします。

広島県歯科医師会作成「かみかみ百歳体操」
動画配信中

■歯っぴー検診でお口の健康チェッック
対象者は無料で歯科検診を受けられる「歯っぴー検診」が10月2日(月)から始まります。
受診を希望する歯科医院に電話予約し、自宅に届く受診券を持参して、検診を受けてください。
※治療が必要になった場合の治療費は自己負担となります。
対象:今年度35・40・45・50・55・60・65・70歳になる人
※関連記事を13頁に掲載しています。

■わたしも歯みがきがんばっています!
8020表彰受賞 星田由美子さん(82歳)
「現在も自分の歯が26本もあります!」

毎日、食後は電動歯ブラシをずっと使っています。夜は、食後ウォーターピック(口腔洗浄器)を使って、食べカスを水圧でとばしてとても気持ちがよいです。
歯医者さんへは4カ月に1回、歯の清掃をしてもらいに行っています。硬い物でも何でもおいしく食べられるのは、丈夫な歯のおかげですね。
夫は歌の会、私は傘踊り教室に月2回お稽古にいくのが楽しみです。毎日、料理をして、夫と「3食おいしく食べたね。元気でいようね。」と話しています。

問合せ:健康推進課
【電話】0848-24-1962

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