文字サイズ
自治体の皆さまへ

語り継ぐ平和への思いー2ー

6/40

広島県庄原市

■自身の活動
中谷さんは、小学校からの依頼で、自身の戦時中の体験を子どもたちに話す機会がありました。
戦争の実相を知ろうとする、その時の子どもたちの真剣なまなざしが、今でも印象に残っているそうです。
また、山内老人クラブで発行している冊子(甲山(こうやま)の青雲)に自身の体験を寄稿するなど、戦争の記憶を後世につないでいく活動に取り組んでいます。
「若い世代に戦時中の話ができることはありがたい」と中谷さんは話します。

■平和への思い
戦争や平和に対する思いについて、中谷さんは次のように話しました。
「現在のロシアとウクライナに限らず、争いは地球上どこにでもある。それぞれ強い思いがあり、さまざまな理由があると思うが、戦争では何の解決にもならない。人の命はもちろん、町並みや記録などいろんなものが失われてしまう。勝っても負けても何かの足しになるものではない。戦争ほどばかげたことはないと思っている。
戦争の話を聞く機会や、戦争の実相を書いた本はたくさんあるが、どう受け取るかは受け取った人次第で、考え方もさまざまだろう。しかし、戦争は悲惨な結末にしかならないということは、間違いのない事実だ。今を生きる私たちは、争うのではなく、助け合って生きていかなくてはならないと、強く認識するべきだと思う」
戦争を経験した多くの人が「78年経った今でも、当時のことを鮮明に覚えている」と話すほど、戦争・原爆の被害が、すさまじいものだったことが想像できます。しかし、これらの記憶を当事者から聞く機会は減り続けています。だからこそ、一人一人が戦争の悲惨さを認識し、平和の尊さについて考え、後世に伝えていくことが必要です。
市は、戦争や平和について考えるきっかけとして、「庄原市巡回平和パネル展」や「平和啓発セミナー」などを開催しています。当時の記憶や記録に触れることのできる機会ですので、ぜひご覧いただき、戦争・平和について考えてみてください。

■ヒロシマ・ナガサキ原爆写真ポスター展
広島・長崎の原爆被害の実相や、核兵器の保有状況などを、写真で分かりやすく説明したポスターを展示します。
・8月9日(水)まで
市役所本庁舎1階市民ホール
・8月10日(木)~17日(木)
高野支所1階ロビー
・8月18日(金)~25日(金)
比和支所1階ロビー

■庄原市戦没者追悼式並びに平和祈念式典
本市の戦没者に哀悼の意を表し、恒久平和を祈念するため「庄原市戦没者追悼式並びに平和祈念式典」を開催します。
多くの皆さんのご参列をお願いします。(申し込みは不要です)
とき:8月23日(水) 10時~(開場は9時~)
ところ:庄原市民会館 大ホール
その他:
・当日は要約筆記による案内があります。
・各支所からの送迎バスを運行します。利用を希望する人は8月15日(火)までに各支所に申し込んでください。(定員に限りがありますので、希望に添えない場合はご了承ください)

問い合わせ:社会福祉課社会福祉係
【電話】0824-73-1153または各支所地域振興室および市民生活室

問合せ:総務課総務法制係
【電話】0824-73-1123

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU