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自治体の皆さまへ

つむぐ通信シリーズ連載その89

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広島県江田島市

「つむぐ通信」では、地域おこし協力隊員が、月替わりで活動内容やイベントなどのお知らせ、地域おこしに関する企画や提案を紹介していきます。

■江田島市地域おこし協力隊
空き家活用ディレクター:蛇草孝介
国際交流支援員:大方芳恵
えたじま里海ナビゲーター:守本怜矢
観光事業総合プランナー:竹林健一

facebookで情報を発信しています
HP検索:江田島市地域おこし協力隊

■今月は守本怜矢(もりもとれいや)さん
こんにちは!江田島市地域おこし協力隊の守本怜矢です。
さとうみ科学館での活動も2年目の半分が過ぎようとしております。ここでの毎日は、江田島市の自然環境の恵みの豊かさを実感させていただける、ありがたい時間です。だからこそ、僕自身も里海環境を生かした事業を作っていこうと日々画策しておりますので、今回は、それぞれの進捗状況をお伝えさせていただこうと思います!
まず、里海暮らしの実践においては、秋月にある600平方メートルほどの海や町が一望できる広い空き地の付いた古民家を購入し、地域の人が集まり楽しめる開かれた場所を作ろうと画策しております!この夏には、京都にある同志社大学の学生団体ハビタットさんに手伝っていただき、8月末から9月頭までの6日間、一緒に草刈りや整地作業、古民家の活用に向けた清掃作業を行っていただきました。学生さんと清掃していくことで、草に覆われた空き地が開放されていき、昔ながらの石積みの段差が表れていきました。全体が一望できるようになることで、ここで遊びまわる子どもたちや、お気に入りの場所を見つけてくつろぐお客さんの想像が広がり、この里海ならではの景観をもっと多くの方に楽しんでいただきたいと思いました。
そして、里海連携においては、(一社)フウドさんとコラボして、未来の海ごみ回収装置(仕掛け)を子どもたちと一緒に考える企画が進行しております。2ヶ月間かけて募集したアイデアを、11月にはゆめタウンで展示し、表彰式も行う予定です。
僕らが密接に関わる海が、少しでも良くなってほしい、そしてより身近に感じてほしいという願いから走り出した企画ですが、僕自身、自分のデザインというスキルを提供できることをうれしく思います。
他にも、さとうみ科学館で行っている海ほたる観察体験をより多くの人に楽しんでいただこうということで、江田島市観光協会さんとコラボし、広島市近郊に住む方々を対象に、長瀬海岸でのイベントの実施に向けて動いております!瀬戸内海汽船の高速艇に乗船し、遊覧を楽しんだのち、中町で講習を受け実際に採取キットを海に沈め、海ほたるを観察します。自然の神秘はどのように起きているのかを学び、体験を通して何を感じるのか。子ども達には、素敵な思い出にしていただきたいと思っています。
この他にも、様々な提案や取り組みを行なっておりますが、僕自身、専門である建築やデザインの力を使って、この江田島市の環境の価値をより多くの人に感じてほしいと考えています。デザインの意義は、再定義する力にあります。既にある価値を捉え直し、引き上げることが僕の仕事だと思っております。これからも日々邁進していきますので、よろしくお願いします!

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