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自治体の皆さまへ

つむぐ通信シリーズ連載その92

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広島県江田島市

「つむぐ通信」では、地域おこし協力隊員が、月替わりで活動内容やイベントなどのお知らせ、地域おこしに関する企画や提案を紹介していきます。

■江田島市地域おこし協力隊
空き家活用ディレクター:蛇草孝介
国際交流支援員:大方芳恵
えたじま里海ナビゲーター:守本怜矢
観光事業総合プランナー:竹林健一

facebookで情報を発信しています
HP検索:江田島市地域おこし協力隊

■今月は守本怜矢(もりもとれいや)さん
こんにちは!江田島市地域おこし協力隊の守本怜矢です。
気がつけば年も明け、協力隊の任期も最終年度に入ろうとしております。今年度は1年目に培った知識や経験を、みなさんに伝えられる段階になり、環境が変化してきた良い一年だったと思います。大きくまとめると「自然観光」「地域教育」「新規事業」という側面で、いろいろチャレンジできたなと感じています。

「自然観光」については、ウミホタル観光プログラムを、広島市内に住むファミリーや、江田島市を訪れた外国人旅行客の方たちに行いました。どんな生き物で、どうやって光るのか。生物としての不思議な生態を伝えたのち、自分たちで採取し、観察していきます。この楽しさは、江田島市の生物の豊かさを体感していただけるいいプログラムだと感じております。さらに、里海を知るクルージングガイドも試験的に始めています。里海にまつわる歴史や生物生態、地理的環境に基づく文化の話といった、ふらっと訪れるだけでは知ることのできない、少し地域を深掘りした面白い話を、実際に船で江田島湾・広島湾を航行しながらお伝えしていくプログラムです。

「地域教育」については、11月にゆめタウン江田島店にて、(一社)フウドと共に、「えたじま未来の海づくり展」を共催させていただきました。江田島・広島湾の海ごみ問題にまつわる背景を理解した上で、海ごみをみんなで綺麗にするためのアイデアを市内の児童・生徒に考えていただき、市民票による優秀作品を表彰させていただきました。こどもたちのアイデアに込める想いや、発想の起点には驚きや胸を熱くするものも多く、非常に良い企画であったと感じています。さらに来年度から拡充する、「里海教育」のコンセプトや構造作りにも携わらせていただいております。デザインの力を活かして、みんなが理解し、共通認識を高めるために、言葉や意味、イメージとしての構造を固めていきます。

「新規事業」については、里海で暮らしたいを実現するための、不動産事業「里海不動産」を計画しております。里海には多くの価値や、我々がまだまだ認知しきれていない魅力があるため、多く人を惹きつけてやみません。しかし、人口は減少し、高齢化が進むことは、人と自然が関わり合うことで培われてきた、地域の魅力や繋がりが失われる可能性があります。だからこそ、里海の魅力を伝えながら、いつか暮らしたいを実現してもらうために「いつかの海を、いつもの海に」をコンセプトとして、不動産事業を計画しております。これは、僕自身が就学している県立広島大学での経営研究として行っておりますので、来年度以降は、研究の成果や展望を皆さんにお伝えして、ぜひワクワクしながら協力していただけることを期待しております!
残り一年となる協力隊の任期を、楽しみながら全力で取り組んでいこうと思いますので、皆さま応援・ご協力のほどよろしくお願いします!

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