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【トーク企画】市長としゃべらんで Vol.15(2)

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徳島県吉野川市

▽吉野川市の印象は
市長:次に吉野川市に来てみての感想ですね。印象に残ったことをお話いただけたらと思います。
須藤:今一緒に職場で働いてる方々は僕に色んなことを丁寧に教えてくださったり、良くしてもらっていて優しい人たちが多いという印象です。たまに方言が聞き取りにくい時はあるんですけど、みんな優しい方ばっかりなので。
市長:なるほど。農家の方と接する時も多々あるよね?
須藤:ブロッコリーの苗を取りにきはる農家さんとしゃべったりすることはあります。
市長:普段教えてくれるのは農協の職員?
須藤:そうですね。
市長:優しい人が多いと。
須藤:はい。
市長:まだ吉野川市内あっちこっち行ってないということですけど、自然とか環境とかどうですか?
須藤:京都は最近観光客が多すぎて嫌やなと感じていたので、もともと田舎暮らしに憧れていた僕からすると吉野川市は時間の流れが緩やかでとても住みやすく感じてます。
市長:そうですか。京都はインバウンドがすごいですからね。方言は、「しんどい」を「せこい」って言ったり、そういったところかな?。
須藤:最初聞いた時はそれを知らなくて。
市長:関西だと、基本的にケチとかそういう意味になりますからね。各地行ったら方言のギャップがありますね。
和泉さんいかがでしょう。吉野川市に帰ってきてみて。
和泉:そうですね、自分にとって安心できる場所だなというのは帰ってきて改めて感じました。美郷もそうですけど、人口が減ってきて寂しくなった部分も昔に比べると少しあるのかなと思ったんですが、自分の行ってた小学校が宿泊施設に生まれ変わったりしてるのを見ると、懐かしさもあり嬉しかったです。
市長:田舎の人間関係は親戚の親戚みたいな感じで繋がってたりしますが、東京はどうでしたか?
和泉:勤めてた区役所自体、人が多くて。
市長:台東区でしたっけ?
和泉:はい。面積は23区で一番小さいんですけど、それでも職員は2000人ぐらいいました。人間関係も横の繋がりもあるんですけど、こっちみたいな密な関係性ではなかったです。
市長:なるほど。
藤田さん吉野川市の印象いかがでしょう。
藤田:やっぱり、大阪京都と住んで、田舎やなと思うことも正直ありますね。エレベーター、エスカレーター全然見かけないなとか(笑)
市長:市役所はエレベーターあるけど、確かにエスカレーターはないな。
藤田:大阪とか京都にいた時って田舎に移り住むのってちょっと憧れるけど、排他的(はいたてき)というか怖いイメージもあって、よそ者みたいな扱いだったらどうしようとか、地域おこし協力隊としてこちらに来る際も不安だったんです。
市長:溶け込めるかどうかっていうのがね。
藤田:そうですね。実際、来てみたらすごい皆さんウェルカムな雰囲気で、和紙会館っていう特殊な仕事柄のせいか仕事がやりたいから私も来ましたという方が他にも結構いらしたりして、お話聞いてたら移住者の方や同じ心境だなと思える人も多かったので、支え合えたりとか。あとは地域の人が一人暮らし大変だろうというので、大量の野菜をくれたり、そういう面でも助けていただいたり心配することなかったなと安心しています。
市長:田舎のお礼っていうのは皆さん野菜とかですからね。
藤田:すごくありがたいです。
市長:同僚には芸術大学出身の子もいますよね。
藤田:多いですね。私の同期の子にも同じ大学の人がいたりとか、私の先輩にも同じ美術大学とか他の美術大学から来た人も多くて。美術大学じゃなくても、職人をしながら絵を描いてるような人もいたりとか。
市長:お客さんは外国人の方もちょこちょこ増えだしましたね。
藤田:毎日のように見かけますね。今日も中国の方とヨーロッパ系の方を見かけました。見ない日はないですね。
市長:アワガミ国際ミニプリント展ってね、何気にすごいイベントで、外国の方がこぞって応募してくれるんですよね。
藤田:初めて聞くような国もありました。私が大学時代、阿波和紙を知ったのもアワガミ国際ミニプリント展でした。
前年度に大賞を取った方が私の大学で教えてくださってた先生で、その時に阿波和紙っていうのを知ったんです。
市長:阿波和紙から募集を知ったということなんですね。
藤田:「こういう働き方あるけど、どう?」みたいなのを提案していただいて、そこで調べてみたのが最初ですね。
市長:社会人1年目ですもんね。
藤田:もう毎日が新しいことの連続で、働くってこんな感じなのかと思いながら(笑)

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