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第53回故郷を知る!!

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徳島県吉野川市

■日本遺産 藍のふるさと阿波~日本中を染め上げた至高の青を訪ねて~
▽灰汁発酵建(あくはっこうだて)藍染
水に溶けない藍を水に溶けるようにして染め液を作ることを「藍建て」といいます。本来は、藍の染料である「蒅(すくも)」に木の灰からとる灰汁を入れて発酵させ、藍建てをします。かつては、当然「蒅」と天然原料から藍建てをするしかありませんでしたが、外国の藍による染めや、化学物質を使う藍染めが出現したことにより、これと区別するために藍染めの文化財指定の際には「正藍染」や「本藍染」といわれるようになりました。
同様に、化学物質を使わずに灰汁を使った藍建てによる染めとして、「灰汁発酵建藍染」という言葉が近年では使われています。発酵を助けるために麬(ふすま)、酒、石灰や貝灰などの天然の素材を加えることもあります。化学染料や薬品に頼らない古来の技術を継承することは難しく、一時は合成藍や化学薬品を使った藍染めにおされていましたが、今再び天然素材の良さが見直されています。
吉野川市文化研修センターでは、藍染め講座を休止していましたが、「藍のふるさと阿波」のストーリーが日本遺産に認定されたのを機に復活しました。

■3つの文化財を市の文化財に指定
2月22日、3つの文化財を市の文化財に指定しました。
文化財は市民全員の財産です。後世に伝承していくため大切にしましょう。詳細は市ホームページをご覧ください。

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