文字サイズ
自治体の皆さまへ

おしえて!!歯医者さん

19/30

徳島県吉野川市

■第84回 唾液の役割
▽質問
先日、検診用紙を持参して受診したところ、唾液に関する検査がありました。唾液が減ると何か悪影響があるのですか?
▽回答
お口の中の唾液はお口の健康を守るために重要な働きをしています。
(1)お口を清潔に保つ
唾液は、お口の中の汚れを洗い流す作用があります。唾液が減ると、細菌が繁殖してむし歯や歯周病になりやすくなったり、口臭が強くなったりします。
(2)お口の粘膜を守る
潤滑油として粘膜を保護する作用があります。会話や食事をしてもお口の中が傷つかないのは、唾液が潤しているからです。
(3)お口の中を中性に戻す
細菌が出す酸や、酸性食品により酸性に傾いた状態から、もとの中性に戻し、むし歯になるのを防ぎます。
(4)細菌感染から守る
唾液中の抗菌物質が、むし歯菌や歯周病菌などの細菌の活動を抑制します。また、唾液中のネバネバ物質が細菌をかたまりにしてお口の中から排出する働きをしています
(5)食事の助けとなる
唾液で食べ物が湿るおかげで噛みやすく飲み込みやすくなり、消化を助ける、味を感じさせるなど、唾液は食べるときの助けにもなります。
(6)全身にもいい影響
唾液中の抗菌物質が、細菌やウイルスが体に侵入するのを防ぎ、風邪やインフルエンザ、肺炎などの呼吸器疾患を予防したり、粘膜を保護する成分が、食道や胃の粘膜を保護、修復したり、胃酸の抑制効果もあります。
唾液をたくさん出すには、よく噛んで食べることが大切です。そしてそのためには噛めるお口を維持することが重要です。噛めない、噛みづらい、唾液の出る量が少ないなどのお悩みがありましたら、お早めに歯科医院を受診しましょう。

▽吉野川市歯科医師会
お口の質問を募集しています。下記までメールまたはFAXでお寄せください。
・お口の質問について(窓口)
市長公室【FAX】22-2244【メール】m-koushitsu@yoshinogawa.i-tokushima.jp

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU