▽吉野川市に来てみての印象
市長:次に、吉野川市に来てみての印象や感想などを教えていただければと思います。
前田さんはもともと地元だと思いますが、足かけ何年ぐらい徳島から離れとったんかな。
前田:14年ぐらいですかね。
市長:帰省する時もあったと思いますが、久しぶりに帰ってきて、当時と比べての印象や都会と比べての印象などはありますか。
前田:何回かお正月とかに帰ってきてたので、知ってはいたのですが、鴨島駅前の印象が変わったなというのは、住み始めてから思いましたね。もう少しにぎやかだったような。
市長:子どもの頃から比べるとね。でもね、近年は少しずつではあるんですが新しい店舗の出店も増えてきているところなんですよ。
永井さんの吉野川市の印象はいかがでしょうか。
永井:妻の職場の話にはなるんですが、周りからよく声をかけてもらえることがあるらしくて、子どもが熱あったら「はよ、帰りや」とか、県民性なのか、吉野川市だからなのかは分かりませんが、人が温かい印象はあります。
市長:都会に比べたら、ぎすぎすしていないというかね。
中野さんは吉野川市の印象はいかがでしょうか。
中野:やっぱり、自然環境に恵まれた素敵な町だなと思いました。市内には大きな吉野川が流れてたり。僕の一番お気に入りは「母衣暮露滝」なんですが、5月の晴れた日に行ったので、太陽の光に反射してキラキラ光る水が落ちていくのが神秘的でした。あと、食べ物でいうと、僕、徳島に来て初めて「すだち」を食べまして、最初「かぼす」と一緒なのかなと思ってたんですけど。
市長:「かぼす」とか「柚子(ゆず)」に間違われることが多いですからね。
中野:徳島の方言で「かぼす」のこと「すだち」って言ってるのかなと思ってました。でも、別ものなんですよね。食べて見ると酸っぱすぎないというか、甘さもあってちょうど良くて。僕、よくお酒を飲むんですけど、焼酎に初めて入れて飲んだらすごいおいしくて、ハマってます(笑)
市長:徳島では、居酒屋とかで水割りを頼むと、半分に切った「すだち」を出してくれることもあったりして、それを絞ってよく飲んだりしてるんですよ。
中野:そうなんですね。
あとは、鴨島の飲み屋街の周辺を夜に散歩するんですけど、なんか映画のセットみたいで良い雰囲気ですよね。レトロというか、撮影のために作られたみたいな。すごい良いなと思って。
市長:「稲荷通り」のところかな。飲み屋街もレトロな感じでしょ。
中野:そうですね。すべてが映画のセットみたいな。撮影用に鴨島駅ができたみたいな(笑)
前田:確かにあそこ映えますよね。
中野:どの角度から撮っても良いショットになるし、そういうところも含めて、鴨島駅前って魅力的だなと。昔がどんな感じだったかは分からないんですけど、ネットで調べても画像はあまり残ってなくて。
市長:商店街の人たちが持ってる写真とかで昔の面影を知ることはできますよ。
あと駅前には現在でも30~40店舗ぐらい「飲み屋」があるんですが、なかなか入るのは勇気がいる店ばっかりでしょ。中野:そうなんですよ(笑)1回どうしようか考えて半分だけ開けて覗いて、ゆっくり入っていくみたいな。
市長:私もよく出没してますので。
中野:ほんとですか。
前田:ばったり会うかもしれないですね(笑)
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