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自治体の皆さまへ

令和5年 第1回定例会(1)

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愛媛県上島町

3月7日開催

■上村町長の行政報告
みなさんおはようございます。
まず初めに、お亡くなりになられた方が5万人を超える過去最大のトルコ南部地震に対し、被災された皆さま方に心からのお見舞いを申し上げます。
ご案内のように、今回の震災対応は長期間になります。2011年の東日本大震災時に、我が国もトルコをはじめ諸外国から温かいご支援をいただいたように、被災地への対応は人道上においても大変重要です。
上島町においても、地震発生3日後の2月9日から町内各支所等で募金を募っておりますので、今までと変わらぬ上島町民皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
また、ウクライナへの侵略は2月24日で1年が経過してしまいました。今この時点でも、罪のない子どもたちが犠牲になっており、極寒の大陸で電気も途絶え、耐え続けている民間人が多く存在しています。
平和な国日本に暮らす私たちは、このウクライナの問題に目をそらすことなく、引き続き関心を持ち続けなければならないと考えています。
令和5年第1回定例議会を招集いたしましたところ、全員の出席をいただき誠にありがとうございます。12月定例議会後の行政活動内容や資料についての詳細は時間の関係上、上島町ホームページ内の町長活動報告に代えさせていただき、この場においては主な事項のみを報告させていただきます。
昨年は新型コロナウィルスの影響により、「ゆめしま海道駅伝大会」など様々な行事が中止となりましたが、本年は「上島町20歳を祝う会」や「消防出初式」など、3年ぶりに開催できる環境が整ってきました。「かみじま音楽祭」も7年ぶりに開催することができ、瀬戸内の島々に明るいメロディーが響き渡りました。特に上島町出身アーティストによる中学校校歌のアレンジ曲は斬新で、感動を覚えました。
先日5日の「ゆめしま海道いきなマラソン」においても、北海道から九州まで広範囲からのご参加をいただき、上島町を知っていただくよい機会となり、交流・関係人口の構築に寄与するイベントであることを再認識いたしました。
政府が新型コロナウイルス感染症に対し、5月8日より2類から5類に位置付け変更すると決定したように、令和5年度が上島町の経済や行事などにおいて、以前のような活気を取り戻せることを願っています。
明けて、令和が5年になった1月15日から17日にかけて上京し、各省庁や議員会館等へ昨年の御礼と上島町の重点施策に対する陳情を実施してまいりました。その結果、新年度に向けて自治体DXの推進、地域おこし協力隊制度の充実など、最新で多くの情報を得ることができましたので、上島町の担当課と共有することで今後の施策に活かしてまいります。
さて、昨年10月以降、町民の皆さまをはじめ、関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしました「公契約関係入札妨害事件」ですが、1月24日、関係者の懲戒処分の公表を行いました。さらには、入札制度の見直し、職員倫理規程の整備など、現在、職員一丸となって再発防止に努めております。あわせて、町政運営を指揮する責任者として、自戒のため、私の給料の10分の2を3か月減額する条例を本議会に上程しているところです。今後も引き続き町民の皆さまの信頼回復に向け、誠心誠意取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします。
1月23日には岸田首相が施政方針演説を行いました。その中で「社会課題を成長のエンジンへと転換し、持続的な成長を実現させる。この考えのもと、科学技術・イノベーション、スタートアップの育成、GX(グリーン・トランスフォーメーション、GXへの投資)、DX(デジタル・トランスフォーメーション、DXへの投資)の四分野に重点を置いて、官民の投資を加速させます。」とあるように、上島町においてもデジタル技術の社会実装により、上島町民にとってよりよい環境づくりを進めてまいります。
また、岸田首相は「異次元の少子化対策」を打ち出しておりますが、いち早く中村愛媛県知事も2月15日の愛媛県・市町連携推進本部会議において「えひめ人口減少対策重点戦略に基づく新たな取り組みについて」を提案され、様々な施策を協議していただきました。あわせて、県知事と20市町の首長により、愛媛県の出生数の反転増加を目指すなどの4つの目標を柱にした「人口減少対策協働宣言」に署名を行いました。今後上島町においても、この国の方針を基軸とし、国と県と町を「つなぐ」政策に取り組んでまいります。

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