令和六年 新年のごあいさつ(2)

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新年あけましておめでとうございます。
令和6年の新春を迎えるにあたり、町議会を代表いたしまして謹んでお慶びを申し上げます。
町民の皆さまにおかれましては、平素から、町議会に対しまして温かいご支援を賜り、心より感謝とお礼を申し上げます。
さて、昨年からの世界情勢に目を向けると、ロシアによるウクライナ侵攻が依然として続いており、また、イスラエルとパレスチナ(ガザ地区)の対立が激しさを増し、いずれも人道危機へと進展しています。更に、新型コロナウイルス感染症は、完全な終息の兆しが見えず、私たちの生活にも大きな影響を与えています。
国内においても、物価高騰が深刻な問題となっています。食料品やエネルギー価格の値上がりは、私たちの生活を直撃しており、家計に大きな負担となっていることから、町民の皆さまが安心して暮らせるまちづくりに向けた物価高騰対策、地域経済の活性化施策の展開が急がれます。
こうした中、議会の役割として、予算案などの議決のみではなく、行政へのけん制や監視、施策提案をするなど、町民の皆さまの声を行政に反映しなければなりません。
また、上島町では、今年の注目施策として、「道の駅」や「弓削港水辺の賑わい空間(マリーナ)」の整備構想などが進められており、町の今後を左右する重大な選択が求められる年となります。町民の代表である議会といたしましては、この実施の有無を含め、執行機関と互いに切磋琢磨しながら、鋭意努力してまいりたいと考えております。
本年は、町長および町議会議員の選挙を控えており、さまざまな課題を抱える中、議会とその議員が果たすべき役割と責務の重要性は、ますます増大しております。議員一同、気を引締め全力で取り組んでまいりますので、一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、上島町の皆さまにとりまして、本年がより実りある飛躍の年となりますよう心から祈念申し上げまして、新年のあいさつとさせていただきます。

上島町議会議長　前田省二