■企画展の裏側(1)
企画展開催時は、作品の借用・梱包・輸送・展示・返却といった一連の流れを、美術専門の輸送業者にお願いしています。まず初めに行うのが、作品の大きさ・状態の確認です。大切な作品が輸送時に傷ついてしまわないよう、作品毎に輸送箱を作るためです。
梱包時にも作品のチェックを行い、傷や汚れが無いかを確認します。そして輸送箱に梱包し、美術作品を運ぶ専用のトラックに積み込みます。
作品をお借りした後は、いよいよ展示作業です。本展覧会では、幅1mを超える大きな作品が多く、最も大きいものだと、高さ約2.5m、横幅約5mあります。この作品は横幅1.2mほどのパネルを4枚組み合わせているのですが、パネル1枚だけでもかなり重く、扱いが難しい作品です。そのような作品でも、専門業者にお願いすることで、安全に展示することができます。(本田)
▽学芸員のつぶやき
4枚組の大きな作品は、2枚ずつボルトで連結して展示を行いました。どんな作品が展示されたのか…ぜひ会場でご覧ください!
問い合わせ:久万美術館
【電話】21‒2881【HP】http://www.kumakogen.jp/site/muse/
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