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【ふるさと魅力発信】天体観測館

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愛媛県久万高原町

■山に架かる赤い天の川
今年も梅雨明けの時期がやってきました。少し早いですが一足先に夏の風物詩「天の川」を紹介します。
天の川は夜10時ごろ、東の山の上に昇ってきています。天の川の白っぽく見える部分は本物の川のように水が流れているわけではなく、とてもたくさんの星が集まってできています。実は天の川は私たちの住む地球や太陽がある「銀河系」を内側から見た姿なのです。ちょうどいて座の方向が銀河系の中心方向です。
山の上に昇っている天の川を撮影すると赤っぽく見えます。なぜ赤く見えるかというと、夕日や朝日と同じ原理です。光には青い光は散らばりやすく赤い光は散らばりにくいという性質があります。地上から見ると頭の上の空気は薄いですが、地平線上の空気は厚いため散らばりにくい赤が残り赤く見えるのです。
普段よく見る頭の上を横切る派手な天の川も良いですが、山の上に架かる赤い天の川もとても綺麗です。ぜひ撮影に挑戦してみてください。 (重藤)

▽学芸員のつぶやき
天の川が山の上に昇る頃は明らかに山際が明るくなります。雲と見間違えるほどなので、是非天の川が昇る頃に意識して山の上を見てみてください。

問い合わせ:天体観測館
【電話】41‒0110【HP】http://www.kumakogen.jp/site/astro/

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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