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自治体の皆さまへ

市民医学講座 NO.225

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愛媛県今治市

■緑内障の早期発見のため
今治市医師会 寄井秀樹

コロナやインフルエンザが猛威を振るい、ついつい家の中にこもりがち…。テレビやSNSなどの見過ぎで疲れた目を一度チェックしてみませんか?目の病気の中で意外と知られていないのが緑内障です。緑内障は日本人には非常に多く、40歳以上の20人に1人は緑内障と言われています。そのうち、8割〜9割の方が緑内障の治療を受けておりません。緑内障は、放置しておくと徐々に視野が消失し失明してしまう恐ろしい病気です。一度欠けてしまった視野は元には戻りません。自覚症状が出るころはかなり進行した時であるため眼科受診をし視力・眼圧・眼底検査が必須になります。最近では検査も進歩しOCT検査など行えばかなり早期の緑内障も発見することができます。早めに発見し早めに治療すれば病気の進行を抑えることができますので、40歳を超えた方は一度眼科受診をお勧めします。発見された場合には基本的な治療は点眼治療から開始し、それでも進行を認める場合には緑内障手術も選択肢にあります。
ここで自宅でできる簡単なチェック方法を記載します。まず、壁の中心を決めて手で片目を隠します。壁の中心を見つめて見えにくい場所がないか探します。同じことを反対の目でも行います。日常、両眼で物を見ていると視野欠損があったとしても見過ごされがちです。時々、片目で物を見る習慣をつけてみましょう。

※このコーナーの記事は今治市医師会広報委員会のご協力によるものです。

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