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ちゃんと知っとる?「がん」のこと~「子宮頸がん」や「HPVワクチン」について~

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愛媛県今治市

子宮頸がんは、子宮の入り口にできる病気です。20代~30代の若い女性がかかりやすいといわれており、発症者数は年々増加しています。しかし、HPVワクチンと定期的な検診で予防することができます。

■なぜ、子宮頸がんになるの?
子宮頸がんの発症の多くは、ヒトパヒローマウイルス(HPV)の感染が主な原因です。発症に遺伝などは関係なく、性交経験のある女性は、誰でもかかる可能性があります。
女性の約80%が一生のうち一度は感染すると言われているHPVですが、ほとんどの人が免疫の働きでウイルスが除去され自然に治ります。しかし、一部の人は持続感染して「前(ぜん)がん病変」となり「がん」に進行する場合があります。

◇前がん病変(子宮頸部異形成)
この段階は、子宮頸がんの前段階のため、細胞に変化が起こっても自覚症状がありません。HPVの感染が持続した場合、およそ5~10年かけて発症すると言われています。

(1)HPVワクチン
〔日本で接種できるHPVワクチンは3種類〕
・2価ワクチン(サーバリックスR)
・4価ワクチン(ガーダシルR)
・9価ワクチン(シルガードR9)
→子宮頸がんの原因を予防!
ワクチンの種類や接種する年齢によって、接種回数や間隔が変わったり、副反応が出たりする場合がありますので、事前にリーフレットなどを読み、医療機関で説明をよく聞いて理解してから受けましょう。対象年齢内であれば、住民登録のある自治体で無料で接種することができます。
対象:
1)小学6年生から高校1年生相当の女子
2)平成9年4月2日から平成19年4月1日生まれの女性※
※令和7年3月31日までの特例措置

(2)子宮頸がん検診
定期的な子宮頸がん検診は「前がん病変」など治療可能な初期のがんを発見することができます。発見すれば、子宮を摘出することなく治療が可能です。子宮頸がん発症のピークは25~35歳で、妊娠適齢期と年齢が一致しており、妊娠出産にも影響するがんです。今治市では、20歳から一部の自己負担で子宮頸がん検診を受けることができます。(20歳の女性には無料クーポン券を送付しています。)

「未来の自分のために、子宮頸がん検診を受けてみませんか?」

問合せ:健康推進課
【電話】0898-36-1533【FAX】0898-32-5511

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