災害時は、普段の生活や食事と異なるため、疲労やストレスにより免疫力が低下し、むし歯や歯周病、口内炎などのトラブルがおこりやすくなります。特に高齢の方は口の機能が低下すると、飲み込む時に口の中の細菌が誤って気管から肺に流れ込んで起こる誤嚥(ごえん)性肺炎にかかりやすくなるため、お口のケアが重要です。
■お口の健康を保つポイント
1.お口や入れ歯のお手入れをしましょう
災害時も口の中を清潔に保つことが、むし歯、歯周病、肺炎などの予防につながります。
2.よく噛んで食べましょう(ひとくち30回以上)
避難生活では食生活に不自由なこともありますが、よく噛んで食べることで、だ液が出て口の中の汚れを洗い流し、粘膜を保湿、保護します。
3.お口の体操やマッサージをしましょう
大規模災害など避難所生活が長期化し、生活環境の変化、ストレス、口の動きが少なくなると、口の乾燥や食べる・飲み込むなどの口の機能低下につながります。日頃から意識して口を動かしたり、口腔体操に取り組むことで口周りの筋力をアップさせましょう。
※だ液腺マッサージや、お口の体操の方法は、ホームページを確認ください。
■口腔ケア用品の非常時持出品のチェックリスト
歯間ブラシや歯ブラシ、入れ歯用品など自分に必要な物を入れておきましょう。
・歯ブラシ・歯みがき剤
・洗口液(マウスウォッシュ)
〔子どもがいる家庭の備え〕
・子ども用歯ブラシ
〔高齢者がいる家庭の備え〕
・入れ歯
・入れ歯洗浄剤
・入れ歯の保管ケース
◇洗口液ってどんなもの?
・水がない場合、うがいの水代わりに使用します。口に含んで20秒ほどぶくぶくして吐き出します。
・歯みがき剤がない場合、洗口液を口に含みぶくぶくして吐き出し、その後歯ブラシでみがきます。
・口の乾燥が気になる方は、アルコールフリーのものを選びましょう。
問合せ:健康推進課
【電話】0898-36-1533【FAX】0898-32-5511
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