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伊方発電所の状況

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愛媛県伊方町

(1)運転状況について(令和5年5月末日現在)
伊方1号機(廃止措置)
伊方2号機(廃止措置)
伊方3号機(定格電気出力89万キロワット)
・第16回 定期事業者検査中

(2)伊方発電所3号機 スチームコンバータの加熱管の減肉について
5月1日14時35分、第16回定期事業者検査中のところ、スチームコンバータの加熱管の非破壊検査を実施した結果、加熱管の広範囲に減肉を確認し、当該設備が必要な能力を有しないと判断しました。スチームコンバータの修理には期間を要することから、定期事業者検査後のプラント運転においては、当該設備を使用せず、補助ボイラ(予備を含め2台)により、補助蒸気を供給することとしました。次回の定期事業者検査にて設備の取り替えを計画しています。

(3)伊方発電所 野外モニタの指示値上昇について
5月7日23時10分頃、伊方発電所敷地境界に設置している野外モニタの指示値が上昇し、中央制御室に「10分平均注意」を示す信号が発信しました。調査の結果、信号発信時に発電所から放射性気体廃棄物の放出は実施しておらず、周辺の天候が雨であることから、降雨による自然変動と判断しました。

(4)伊方発電所3号機 グランド蒸気復水器排気ファンの不具合について
5月13日17時08分、第16回定期事業者検査中のところ、グランド蒸気復水器排気ファン3Aおよび3Bが運転できないことから、詳細な点検が必要と判断しました。点検の結果、当該設備の電源ユニットの保護装置が原因であると推定し、新しい保護装置に取り替えました。その後、当該設備3A及び3Bを起動し、運転に問題がないことを確認したことから、同日9時37分、正常状態に復旧しました。

(5)伊方発電所3号機 空調系統への養生袋の誤吸引について
5月19日12時38分、第16回定期事業者検査中の伊方発電所3号機原子炉格納容器内において、作業員が所持していた養生袋が制御棒クラスタ駆動装置空調系統に吸い込まれたため、検査を一時中断しました。その後、吸い込まれた養生袋を回収し、同日16時56分、当該系統に異常がないことを確認しました。

(6)伊方発電所3号機 発電機の窒素ガスの漏えいについて
5月26日13時50分、第16回定期事業者検査中のところ、発電機用の窒素ガス封入ラインにて、窒素ガスの漏えいが見つかりました。点検の結果、配管接続部のOリングが適正に装着されていないことを確認しました。その後、当該Oリングを新品に交換し、同日18時23分に正常状態に復旧しました。

このほか、5月においては、19日に伊方発電所で地震を感知しましたが、伊方発電所1、2、3号機に異常はありませんでした。

これらの事象によるプラント設備への影響並びに環境への放射能の影響はありません。

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