■デルビル電話機
8月5日佐田岬半島ミュージアムがついにオープンしました!今回はその佐田岬半島ミュージアムの展示資料の一つをご紹介します。
常設展示室に展示されている「デルビル電話機」(写真1)。なんともかわいらしい表情をしています。町見郷土館時代から人気の展示資料の一つです。この電話機は旧伊方小学校が所蔵していました。正式名はデルビル磁石式電話機といい、明治29(1896)年7月に日本で採用され、その後約70年間使用されていたようです(郵政博物館HPより)。
デルビル電話器の中の構造は非常にシンプル(写真2・3)。電話機内部の磁石発電機を回し、電流を送り電話局を呼び出します。今の電話と大きく異なるのは、電話交換手にお願いして電話を受け継いでもらわなければならないということです。
声でのコミュニケーションはここ数十年で大きく変わってきました。手のひらサイズの端末ひとつで世界中の人とコミュニケーションをとる事が容易になった現代ですが、少し前の時代を振り返ってみるとおもしろいですね。
※写真など詳細は、本紙またはPDF版15ページをご覧ください。
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