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ー特集ー内子の子育て どうなってるの?(1)

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愛媛県内子町

社会全体で子どもの成長を後押しするために、4月から「こども家庭庁」が発足されました。内子町でも2月から、伴走型相談支援や内子町出産・子育て応援ギフトが始まるなど、さらに子育て支援の充実を図っています。しかし、子育て施設の利用者から「内子町の子育ては充実している」との意見が聞かれる一方、出生数の減少には歯止めがかかっていません。
出産や子育てに関する考え方も多様化する今、子どもが産みやすい環境、子育てをしやすい環境を整えるために、若い世代の人たちの声を聞くことが重要です。
内子町では5年度から「第3期(令和7年度~11年度)内子町子ども・子育て支援事業計画」の計画づくりに着手する予定です。今回の特集では、多くの皆さんに内子町の未来の子育て環境に興味を持ってもらうため、内子町の支援策や、子育て中の皆さんの本音を紹介します。

■充実?まちの支援内子の子育てどうなってる know?
町がどんな子育て支援をしているか「知ってますか?」。住み続けられる町を目指し、子育て支援の充実を図っている内子町。もっと子どもを産みやすい、育てやすい町にするために、いろいろな意見を聞かせてほしい――

子どもの元気な声や笑顔は父母や保護者の幸せ――。子どもたちの健やかな育ちは親の願いであり、地域の願いでもあります。内子町ではその笑顔を守るために、子育てに優しい取り組みで、子どもたちの健やかな育ちを応援し、安心して妊娠、出産、子育てができるまちづくりを目指しています。
全国的には令和4年の出生数が、速報値で初めて80万人を割り、少子化対策は待ったなしの課題です。「こども家庭庁」が発足した4月からは、国が子育てに関連した取り組みに力を入れます。内子町でも3年度から、高校卒業までの医療費(保険診療分の医療費自己負担分)を全て助成。子育て用品の購入に使える「うちこ子育て応援券」など2種類の応援券の交付の他、発達自立支援センターなどを開設し、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を提供しています。
これからも年齢や家庭の状況に応じた、きめ細やかな支援を実現するために、若い世代の人々の声を聞くことが重要です。そのためにはまず、町がどんな支援をしているか知ってもらい、利用してもらうこと――。そこから生まれる声は、きっと未来の少子化対策にもつながります。

◆Pickup!
◇私のおススメ
内子町子育て支援センター 船本 佳代(かよ)さん

・子育て支援センターの「趣味の会」
不定期で開催する「趣味の会」がおすすめです。子育て支援センターや児童館の事業を利用するとき、最初の一歩がなかなか踏み出せないという声を聞きます。趣味の会は、子育て中のママパパとの雑談から、「それいいね」って企画するものも多いです。例えば、アイシングクッキーや多肉植物、エアロビの体験など。特技を持った利用者さんが講師になることもあるので、会話が広がって、教える側も教わる側も楽しいですよ。子どもたちから少し離れて何かに集中できる時間は、忙しい育児の息抜きにもなります。
他にも読み聞かせの「タンタン」や、「親子遊び」などもあるので、自分が行きやすそうな活動に参加してみてください。児童館も子育て支援センターも1度来てみたら、意外と敷居が低いことを知ってもらえると思います。内子町のホームページに掲載している「子育て通信」に各施設の事業などを掲載しているので、確認して足を運んでみてください。

◇私のおススメ
内子町保健センター 尾上 杏奈(あんな)さん

・保健センターの「育児健康相談」
私のおすすめは月1回の「育児健康相談」です。特に初回となる2カ月児の相談は、該当する皆さんにご案内しているので、同じ月齢の親子と知り合いになれる場にもなっています。子どもの年齢が近いと悩みも共有できるので、この機会を利用して、ぜひママ友をつくってほしいです。次からの育児健康相談にも足が運びやすくなるので、各種予防接種や子育て支援センターなど、後々の子育てに役立つ入口にもなると思います。
4年度からは「産後ケア事業」も始まりました。社会の変化もあり、子育てに悩む人が増えているようです。涙が止まらなくなったり、ひどく落ち込んだりするときなど、場合によっては専門的なケアを受けて心と体を休めることも大切です。一人で育児の大変さを背負わないためにも、ぜひ保健センターの事業を活用してください。

◆こんな支援もあります
◇内子町産後ケア事業
産後の心と体の休息や赤ちゃんのケアを医療機関で受けられます。利用方法などについては気軽にご相談ください。
対象:出産後1年未満で、心身の不調や育児への不安がある母親と乳児
内容:お母さんの乳房ケアや授乳の指導、赤ちゃんの発育や発達の確認。親子の体調管理、育児に関する具体的な相談や指導など
利用料金・時間:

申込・問い合わせ:内子町保健センター
【電話】0893-44-6155

◇ベビーシッター事業
少しの時間、子どもを預かってほしいときにご利用ください。子育て支援センターに登録したベビーシッターを紹介します。
日時:月~金曜日 午前8時~午後6時
対象:生後6カ月~12歳
料金:1人1時間500円

申込・問い合わせ:内子町子育て支援センター
【電話】0893-44-6355

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