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まちの予算(1)

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愛媛県内子町

5年度当初予算が3月議会定例会で可決されました。一般会計当初予算は歳入歳出それぞれ99億1,000万円で、昨年度から5億9,700万円(6.4%)の増額となりました。予算編成の基本方針は、内子町総合計画に掲げた重点施策「ミライ・プラン」を着実に進展させるとともに、アフターコロナを見据えて地域経済の回復を図り、町民の生活を守ることです。子育て支援、人口減少対策、担い手確保、防災対策などに積極的に取り組むための当初予算となっています。

■町長施策方針から抜粋して、5年度の取り組みを紹介します。
◆子育て支援・教育分野
内子町の4年度の出生数は48人と激減し、少子化対策が喫緊の課題です。不妊症や不育症の治療費の一部を補助し、経済的な理由で治療を断念することがないように支援します。働きながら安心して子育てができる環境づくりのため、4年度に新たに整備した児童クラブの運営経費の他、老朽化した新川児童公園や五十崎小学校プールの改修工事などの予算を計上しました。

◆商工・観光支援
新型コロナの影響で減っていた町内の人の流れが回復基調にあります。内子町観光協会と連携して積極的に観光情報を発信し、観光客を取り込みます。商工業では担い手を確保するため、町内での創業や起業、空き店舗の活用、事業承継などを総合的に支援する「内子町はじめる・つなぐ商工活性化支援事業」に取り組みます。

◆農林業の支援
基幹産業の農林業を次世代へ継承するため、親元就農支援事業や林業就業支援事業を継続します。有害鳥獣対策のため地域おこし協力隊を採用する他、猟期中のイノシシ捕獲奨励金を猟期外と同額に引き上げます。4年度の大雪で被害を受けた農業用ハウス復旧の補助や、自伐林家の支援などにも取り組みます。

◆防災対策
防災拠点である柿原自治会館の新築工事と、立石自治会館の新築設計をします。小田分団第4部の小型動力ポンプと積載車の更新をします。木造住宅の耐震化や老朽空き家等除却事業も継続して、災害への備えを強化していきます。

令和5年度一般会計は99.1億円
(前年度比6.4%増)

◆特別会計・企業会計当初予算はこちら
◇特別会計予算額
単位:万円・%

◇企業会計(水道事業)予算額
単位:万円・%

◇企業会計(下水道事業)予算額
単位:万円・%

◆語句の説明[歳入]
自主財源…町が自主的に集められるお金
依存財源…国や県から交付されるお金や町債
町税…町に納める税金(町民税、固定資産税など)
繰入金…基金などから一般会計に繰り入れるお金
地方交付税…全ての市町村が一定の行政サービスを行えるように国が交付するお金
町債…町が行う事業に対して借り入れするお金
県支出金…町が行う事業に対して県が交付するお金
国庫支出金…町が行う事業に対して国が交付するお金
地方譲与税…国税として集め、全部または一部が市町村に譲与されるお金

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