■小田寮はごはんも愛情もボリューミー
◇おばちゃん食堂(小田分校寄宿舎寮生食事会お助け隊)
毎月第2・第4土曜日に小田分校の寮生に夕食を振る舞うお母さんたち。通称「おばちゃん食堂」。14人のボランティア活動です。週末に寮の食事がないことを知り、寮生たちの自炊の負担を減らそうと2年前から始めました。代表の西岡千代子(ちよこ)さんは「せっかく小田に来てくれたので、温かい手料理を食べさせてあげたい。来てくれてありがとう」とにっこり。
笑顔で夕食を食べる寮生たちは「栄養満点でお腹いっぱい」「毎回楽しみ」と会話も弾みます。「おばちゃんたちのご飯が忘れられない」と卒業生からの手紙も届いたそうで、メンバーの皆さんは「みんな孫みたいでかわいいんよ」と目を細めます。
活動を知った地域の人たちの支援の輪も広がりました。「寮生に食べさせて」と野菜の差し入れをしたり、「僕らも何かしたい」と餅つきをしたりと、人々の優しさが寮生たちにも伝わります。西岡さんは「この温かさが小田の良さ。ここで暮らす間、みんなが寂しい思いをしないよう、一つでも笑顔が増えるよう、おばちゃんたちも頑張ります」と顔をほころばせました。
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