PHOTOGRAPHIC FACTORY
ANAGRAM
福岡直幸(なおゆき)さん・瑞恵(みずえ)さん
アジア最大のフォトコンペティションである「Asia WPA International Photography Competition」家族写真の部において、二人で作り上げた作品が見事1位に輝きました。
■絆を深める作品づくりを続けていきたい
昔から絵を描くことが好きだった私は、「高校卒業後は美術方面に」と考えていましたが、家族のアドバイスなどから少し形を変えて写真の道に進むことを決め、望郷の念もあって小学校時代を過ごしたここ大洲の写真館で働き始めました。そこで技術を培った後、職場で知り合い、結婚した妻と共にこの「ANAGRAM」を開業しました。家族写真を専門に扱う私たちが大切にしていることは、撮影する写真一枚一枚に、どれだけ家族みなさんの大切な想いや時間を込めることができるかということです。そのために撮影に先立って、たくさんのお話しをさせてもらいます。その中で家族に対する気持ちをできるだけくみ取りながら、写真についての提案をしていきます。店名のANAGRAM(アナグラム)とは文字の順を入れ替えて別の意味にする言葉遊びのことですが、これには写真を撮る側の一方的な考えではなく、家族みなさんの気持ちに沿って作品の形を変えていきたいという私たち二人の想いを込めています。
最近ではSNSで私たちの作品を見て、県外や時には国外からも大洲での撮影を依頼されることがあり、作品が大洲市の魅力発信の入り口の一つになればうれしいです。
家族の形を写真に収めることで、みなさんが家族を見つめ直す、そして家族の絆がより深まるきっかけになればいいなと願っています。
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