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(特集)食べてみんけん 大洲のいもたき -1-

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愛媛県大洲市

■今年もいもたきシーズンが到来
粘りが強くホクホクとした食感で、甘くておいしい大洲名産の夏芋(サトイモ)を使った伝統料理である「大洲のいもたき」。河原で鍋を囲んで食べるいもたきは、また格別です。
大洲地域では江戸時代から春と秋の年2回、地元の農民が親睦を深める「お籠(こ)もり」という集まりがあり、秋のお籠もりでは夏にとれたサトイモを河原で炊いて食べていたといわれています。昭和41年には、伝統的な地域行事を多くの人に楽しんでもらおうと「観光いもたき」が始まりました。そんな長い歴史をもつ大洲のいもたきが、今年も9月1日(金)から10月中旬まで楽しめます。みなさんもぜひ家族や仲間と一緒に鍋を囲んで団らんのひとときを過ごしませんか。

■初煮会は9月1日(金)
いもたきシーズンの初日には初煮会が開催されます。1杯からのいもたき販売もあり少人数でも気軽に参加できるので、この機会に大洲の風物詩を体験してみましょう。雰囲気のあるTATAMIエリアやテーブルとイスのプチキャンプエリアが設置されるほか、臥龍太鼓やYOSAKOIなどのステージイベントもあります。
また、9月30日(土)にはいもたきマルシェが開催される予定です。

日時:9月1日(金)18:30~
場所:肱川緑地肱南ピクニックランド

■いもたきを楽しむにはどうすればいいの?
◇まずは店舗に申し込み
河原やお店でのいもたきを楽しむためには、まず「いもたき登録店」に電話で申し込みをします。飲み物は持ち込みの場合もあるので、登録店に相談してください。

◇当日は現地集合するだけでOK
予約した日時に会場(肱南ピクニックランド)に行けば、料理とともに座席(敷物)やカセットGoogleマップコンロ、食器などが用意されています。

■いもたき登録店に聞いた!ウチのいもたきのこだわり
現在市内には5軒の登録店があります。いざ利用するとなると、どのお店のいもたきにしようかな?と悩んでしまいそうですよね。そこで今回は登録店のみなさんに、それぞれのお店のいもたきのこだわりを聞いてみました。同じ大洲のいもたきでも、お店によって素材や味に特徴があるので、お気に入りのふるさとの味を見つけてみてください。

◇よねざわ
大洲産サトイモ、鶏肉、しいたけ、こんにゃくをカツオと昆布の出汁(だし)で炊いた、昔ながらの大洲のいもたきを作り続けている米澤さん。お客さんの希望によってハスイモを入れることもあるそうです。観光いもたきが始まった昭和41年から変わらない味わい。夫婦2人だけで営業していることもあり、現在は河原でのいもたきはお休みし、店舗でのいもたきになります。
店主 米澤長幸(ながゆき)さん

大洲市大洲610【電話】0893-24-2639
営/11:30~21:00(昼定食以外は予約制)
休/不定休
1人前2,000円(税別)~(5人から)

◇むらや
今年で開店50年を迎えたむらやさん。明るい店主が迎えてくれます。
和風出汁に加え3時間かけて煮出した鶏ガラ出汁をベースにした味付けは、鶏肉を使う大洲のいもたきと相性抜群。契約農家さんから仕入れた粘りの強い大洲のサトイモに鶏の旨味がしっかりしみます。
定番の具材の他にうずらの卵が入っているのも特徴のひとつです。
店主 西山徹(とおる)さん

大洲市大洲9-14【電話】0893-24-4637
営/10:00~22:00
休/不定休
1人前2,000円(税別)~(5人から)

◇料苑たる井
祖父の代から変わらない味を守り続けていて、鶏としいたけの出汁に地元老舗「梶田商店」さんの醤油を使い大洲特有のやさしい甘さの味付け。サトイモやしいたけ、揚げは大洲産にこだわり、ハスイモも入っています。お食事処「との町たる井」ではいもたき定食も楽しめます。「お取り寄せも人気ですが、ぜひ大洲の河原で味わってほしい」と話していました。
代表取締役 樽井淳(すなお)さん

大洲市若宮465-1【電話】0893-24-4585
営/11:30~21:00
休/不定休
1人前2,500円(税別)~(5人から)

◇うめたこ
お店を始めてから50年近く、ずっとお母さんが味付けをしているうめたこさん。肉体労働のお客さんにはほんの少し濃いめの味付けにするなど、お母さんのやさしさあふれるいもたきです。具材にはサトイモ、鶏肉、しいたけ、こんにゃく、油揚げの他にゴボウが入っており、天然鯛としいたけの出汁を使っているのも特徴的です。
専務 岩本裕司(ゆうじ)さん

大洲市徳森1533-2【電話】0893-25-0826
営/11:00~20:00
休/不定休
1人前2,500円(税別)~(4人から)

◇にし川
サトイモ、こんにゃく、しいたけ、油揚げ、ハスイモに骨付き鶏。すべて大洲産の食材を使い、カツオと昆布の出汁でしっかり煮込んで甘めの味付け。通なお客さんはシメにうどんを注文し、汁まで残さず楽しみます。
店舗ではいもたき定食も味わうことができ、また、ホテルにし川に宿泊のお客さんは河原への送迎も利用できます。
女将 西川幸子(さちこ)さん

大洲市田口甲392-6【電話】0893-24-4046
営/11:00~14:00、17:00~21:00
休/火曜日
1人前2,500円(税別)~(5人から)

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