横野の藤
大洲市指定天然記念物
八坂神社所有
この木は、日本固有種である「ノダフジ」で、西予市に接する横野地区の八坂神社境内にあり、標高は約400mの位置にあります。
ノダフジのつるは、右(時計)回りに巻きつく特徴があり、この木もイロハカエデの大木へ右回りに巻きついて、渾然(こんぜん)一体となっています。さらにつるは、樹高18m以上になる周囲のスギの頂部まで巻きついており、スギの樹冠を覆うように広がっています。フジの花序(かじょ)(花をつけた茎の部分)は50cm以上になり、毎年4~5月に多くの花をつけます。
市内のノダフジとしては最大級の規模を誇ることから、重要な樹木といえます。
(昭和40年1月1日指定)
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