文字サイズ
自治体の皆さまへ

[特集]ほのお あなたが命を救う!~知っておきたい応急手当~(2)

3/42

愛媛県新居浜市 クリエイティブ・コモンズ

■乳児の重大事故を防ごう!
乳児の事故はいつどこで起こるか分からず、特に注意が必要です。
そこで今回、育児をしている保護者や家族に向けて、乳児の事故で特に多い誤飲・窒息の原因と対策、対応を紹介します。
「乳児と成人では手法が異なります。しっかり確認しておきましょう。」

▽原因と対策
(1)ボタン電池、おもちゃなどの誤飲→手の届かないところへ保管する
(2)ミルクの吐き戻しによる窒息→授乳後はげっぷをさせる
(3)うつ伏せで寝て寝具に埋もれる→1歳になるまでは仰向けに寝かす

▽対応
直ちに119番通報をしてください。(1)のときで反応がある場合には背部叩打(こうだ)法と胸部突き上げ法を、異物が取れるか、反応がなくなるまで数回ずつ交互に行います。
(1)(2)(3)のときで反応がない場合には、直ちに心肺蘇生法を行ってください。

▽背部叩打法((1)のときで反応がある場合)
救助者の片腕の上に乳児をうつぶせに乗せ、片方の手で乳児のあごをしっかり持ち、頭部が低くなるような姿勢にします。もう一方の手のひらの付け根で、背部を力強く数回連続してたたきます。

▽胸部突き上げ法((1)のときで反応がある場合)
救助者の片腕の上に乳児を仰向けに乗せ、手のひら全体で乳児の後頭部をしっかり支え、頭部が低くなるよう仰向けにします。両乳頭を結ぶ線の少し足側を目安とする胸骨の下半分をもう一方の手の指2本で力強く数回連続して圧迫します。

▽心肺蘇生法((1)(2)(3)のときで反応がない場合)
圧迫する位置は、両乳頭を結ぶ線の少し足側を目安とした胸骨の下半分で、指2本で胸骨圧迫を行います。
圧迫の強さ(深さ)は、胸の厚さの約1/3を目安として、十分に沈む程度に、強く、速く、絶え間なく圧迫します。

■愛媛県子ども医療電話相談「#8000」
子どもの急な病気などで「受診したほうが良いのか」「様子を見ても大丈夫なのか」そんなときに相談窓口として、看護師(必要に応じて小児科医)から家庭での応急対処の方法などを電話でアドバイスを受けることができます。

▽利用できる時間帯
平日:19:00~翌朝8:00
土:13:00~翌朝8:00
日・祝:8:00~翌朝8:00(相談料は無料)
※ダイヤル回線、IP電話などからお掛けの場合は【電話】089-913-2777

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU