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「芝家文書(しばけもんじょ)」が町指定文化財になりました!

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愛媛県松野町

5月8日(月)、松野町が寄贈を受け所有する旧庄屋伝来の「芝家文書」が町指定文化財となりました。
2,000点以上を数える芝家文書は、(1)江戸時代~近現代の芝家に関する文書、(2)芝家当主が庄屋を勤めた江戸時代の松丸・為和井(いわい)村の文書、(3)江戸時代の宇和島藩樫谷(かしたに)番所(現松野町大字富岡所在)の文書に大別できますが、(1)では芝家の来歴や庄屋所に関する情報、(2)では松丸・為和井村の田畑等の土地構造や地名、村全体の費用に関する情報を得ることが可能で、当時の庄屋や村の実態把握に欠かせないものと言えます。
また、特に注目すべきは最も点数が多い(3)の存在であり、江戸時代を通して樫谷番所が、予土境目の交通の要所となり、通行人の取り締まりや物資の確保、徴税などを担っていたことが具体的にわかる史料です。県内では藩関係の番所文書は皆無ということであり、全国的にも事例が少なく大変珍しいものと評価されています。
以上のような史料の有する価値が認められ、「芝家文書」は51件目の町指定文化財となりました。今後まずは、これらを将来長きにわたって伝えていけるよう、適正な保存・管理に努めていく必要があります。また同時に、皆さんに芝家文書のことをわかりやすく理解していただけるような活用の取組にも着手していく予定です。

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