森の国まつの遺産に3件を認定しました!

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5月8日(月)、指定等文化財以外の文化財を保存、活用していくための新たな制度「森の国まつの遺産制度」に基づく新規の森の国まつの遺産の認定を3件行いました。認定を受けたのは、いずれも富岡・河内神社関連の石造物群で、富岡部落からの推薦によるものでした。
一つは、参道の石段であり、全169段の石段が整然と積み上げられています。松野町誌によれば、町内では最も高いとされる石段であり、途中の休憩なしにはなかなか一気に登り切れるものではありません。
二つ目は、その登り口の脇にそびえる芝田勇治頌徳(しょうとく)碑です。明治・大正の頃、この地方に養蚕業を広めた富岡出身の芝田勇治氏の功績をたたえた記念碑であり、小学校の授業にも取り入れられたことがあります。
三つ目は、山頂の境内にある戦捷(せんしょう)記念石です。高さ3メートルを超える巨大な自然石を利用したもので、記録から明治39年3月27日に建立されたことがわかります。さらに地元の民家では当時の作業状況をうかがわせる古写真も残っており、当時の富岡地域住民の超越した団結の力を忍ばせています。
以上が新規認定を受けた森の国まつの遺産である富岡地域の誇る河内神社の石造物3件です。皆さんも今回の認定を機に、身近にあるまつの遺産に触れてみてはいかがでしょうか。