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自治体の皆さまへ

【特集】コミスク、始まります!(1)

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愛媛県西条市

みんなで一緒に考えよう 学校と地域のこと

令和6年度より、市内の全小中学校で導入予定※のコミュニティ・スクール(以下、コミスク)。学校関係のことなんだろうけど…よく分からない、という方がほとんどかもしれません。未来を担う子どもの成長を学校や保護者だけでなく、地域の皆さんも一緒になって考えていく、関わっていくことで、地域にもさまざまなメリットがあります。
少しでもコミスクを身近に感じてもらえたら、ほんのちょっとあなたの力を貸してもらえませんか?
※令和5年6月1日時点、市内35校中9校がコミスク導入済み

■コミュニティ・スクールとは?
学校と地域が力を合わせて、お互いをとりまくさまざま課題を解決しようとする仕組みです。
教員の働き方改革や、人間関係の希薄化による地域活力の低下などが喫緊の課題となる中、全国で導入が進んでいます。保護者や地域住民などの委員からなる「学校運営協議会」が置かれ、学校運営に対して自分たちの意見を反映できるのが大きな特徴です。それぞれの課題や目標を共有しながら、一体となって地域を担う子どもたちの成長を支えていきます。
▼これまでとの違い
▽これまで
学校評議員制度
学校運営に関して、校長が保護者や地域の人の意見を聞き、開かれた学校づくりを行うための制度。教育に理解や見識のある個人を中心に構成され、必要に応じて意見を述べる。評議員を設置するかは任意で、発言に学校への拘束力はなく、責任は負わない。学校のアドバイザーのような存在。

▽これから
コミュニティ・スクール
保護者や地域の人が一定の権限を持って学校運営に参画し、子どもの健全育成や学校運営の改善に取り組む。学校運営協議会の設置は努力義務とされ、合議体の機関。学校評議員より強い権限を持っており、発言には拘束力があるが一定の責任を負う。学校と対等な立場で、学校運営の当事者として協議を行う。

▼導入によるメリット
▽子ども
・学びや体験活動が充実し、より質の高い教育が受けられる
・地域の担い手としての自覚が高まる

▽教職員
・地域の協力を得られ、教育活動が充実する
・地域の手を借りることにより、教職員の負担が軽減される

▽保護者
・地域全体で子どもを見守る安心感がある
・保護者同士や地域の人と新たなつながりが生まれる

▽地域の人
・自身の経験や知識を生かすことで、生きがいにつながる
・防犯・防災体制などが強化される

▼西条市が目指すコミュニティ・スクール
西条市の小・中学校は、地域の皆さんの力を必要としています。地域の子どもたちの顔を知っている、声を知っている、そんな皆さんが子どものたちの成長にコミュニティ・スクールを通して関わることで、子どもたちに将来的に「地域を支える力」になってもらう。皆さんが関わった子どもたちが成長し、大人になってまた地域の活動に参加する、そんな活動になることを目指しています。

問合せ:市庁舎新館4階学校教育課
【電話】0897-52-1640

■あなたのお力をぜひ子どもたちのために!コミスクと連携
放課後子ども教室・地域未来塾・土曜教育は、地域住民や教員OB、時には企業や外部団体の力を借りながら、子どもの多様な体験・交流や学力向上に向けて支援する活動です。コミスクと連携して活動することで、学校と地域の一体感がより高まります。
子どもって、ほんのちょっとのきっかけですごく変わるんですよ。水泳がテーマの土曜教育では、トライアスロン経験者の方を講師に招き、年3回程度の講座で、市内の水泳記録会で例年ビリだった学校が2位になったことも。そのとき感じた達成感や、そこに大人が関わってくれた経験は、きっと子どもの心に刻まれていると思います。
また、こうした活動は地域や家庭の話題作りにも。子どもから大人へどんどん話題が広がり、地域の新たな人材発見・育成にもつながります。
あなたの経験や技術が、きっと子どもたちの役に立ちます。何か力になれると思った方は、お近くの公民館に気軽に声をお掛けください。

西条公民館館長 津嶋和江(かずえ)さん
市社会教育課在籍当時、放課後子ども教室・地域未来塾・土曜教育の仕組み作りを担当。現在も公民館長として地域と子どもをつなぐ

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