西条の元気!ものづくりPEOPLEvol.22

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『ものづくり』にがんばる人々を紹介するコーナーです。

■舞台美術で観客を魅了する唯一無二の「ものづくり集団」
▽体力と美術的センスで勝負!
「キャパシティーの大きな会場での仕事は、プレッシャーも大きいがその分やりがいもある」。そう話してくれたのはバレエの舞台美術・大道具・スチロール造形物の制作およびプランニングを手掛ける有限会社アステムの従業員である武本健司さん。「あいつに任せておけば大丈夫と周りから言われるような存在に早くなってほしい」と、同社の近藤社長からの期待も高いです。
同社では、同業他社にはないものや、デザイン違いのものなど、唯一無二の豊富な舞台美術を取り扱っていて、バレエ団から依頼を受けると、その都度トラックへ舞台美術を積み込み設営に向かいます。顧客は全国に広がり、時には海外へ行くこともあるそうです。
演劇・オペラ・バレエ・コンサート・ミュージカルなど、すべての舞台芸術は、出演者を始め制作や演出、美術、照明、音響など、さまざまなスタッフの共同作業で成り立っています。その中でも美術装置やセット、大道具の占めるウエイトは大きく、舞台監督という立場は舞台の設営だけでなく運営管理も含んでいるため、演出家の意図をくんで動けないとできない仕事です。
「演出家や振付師など、その舞台に関わる者みんなと、どれだけ信頼関係を築くことができるかが大事であり、そのためにもいい加減な仕事はできません。一つ一つの設営作業にこだわりを持って日々業務に取り組んでいます」と話す武本さんの仕事への姿勢には、強いプロ意識を感じ取れます。
ウィズコロナ時代の到来により、バレエ界にも日常が戻りつつある中で、有限会社アステムの今後の更なる活躍が期待されます。

▽今月のPEOPLE
武本健司さん
有限会社アステム従業員。平成22年に入社し、今では社長の右腕として、舞台美術の製作から設営、舞台監督までをこなす。休日は趣味のゴルフと釣りを楽しむ

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