■きほくの地域福祉を伝えるコーナー
広報きほく7月号でご紹介した、鬼北町地域福祉計画には「再犯防止推進計画」を含んでいます。全国的には、検挙人員に占める再犯者の比率が約50%に及ぶなど、安心して暮らせる地域社会の実現が課題となっています。犯罪の繰り返しを防ぐためには、犯罪や非行をした人の抱える「生きづらさ」を解消して、地域社会での「息の長い」支援が必要と考えています。
犯罪や非行をなくすためには、どうすればよいのでしょうか。取り締まりを強化して、罪を犯した人を処罰することも必要なことです。しかし、立ち直ろうと決意した人を社会で受け入れていくことや、犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりをすることもまた、とても大切なことです。
そんなサポートや地域づくりに尽力され、立ち直りを支える「保護司」という民間ボランティアが各地区にいることをご存じですか?現在、町内には10名の保護司が活動をされており、アドバイスと再犯防止のための指導をする「保護観察」、社会復帰のサポートとして住居や就職先など生活環境を整える「生活環境調整」、犯罪・非行防止のために地域の理解を深める「犯罪予防活動」に努められています。
最近では、社会を明るくする運動強化月間にあわせ、町内の小中学校で「ミニ集会」という出張講座をされており、子どもたちの生きる力と強い心の育成にも意欲的に取り組まれています。
■犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域の力
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